No. 759

今が一番仕合せ!
うつ病からの脱出劇(息子編)
(岩手県MK/20代男性/会社員)

顔を合わせると、けんかばかりの両親。自分の話を一方的にしている父、「聞きたくない!」と耳をふさぐ母…。「けんかしないで」と言いたくても、険悪な空気になるのが怖くて、何も言えませんでした。

真逆だった人間関係の築き方

外にいる方が、ずっと楽しかった自分。いつも輪の中心で、おちゃらけキャラだったと思います。「俺って友達をつくる能力にたけているかも」。この自信が打ち砕かれたのは、専門学校に入学した頃でした。仲良くなっても一時の付き合いで、心を許せる友達が一人もいないことに気付いたのです。人との関わり方が分からなくなり、体調を崩しました。「友達がいない」。うつ病でした。

卒業後、学校の寮から、自宅に戻りました。親のささいなひと言が気に障り、むしゃくしゃします。この状況から脱出したくて、真剣に学び始めた神の教え…。といっても、これまで全く学んでいなかったわけではありません。でも、教会図書の中で「家族の大切さ」が書いてあるページは、興味が持てずに飛ばしていました。反対に、「人間関係の築き方」が書いてある所は、隅々まで必死に読んでいました。人間関係の土台は、家庭。「家の中」から正しく築くものなのに、私は家の外から築こうとしていて、順番が真逆だったのです。

「実践」の力はすごい!

家族の反応を想像すると怖いけれど、このまま何も変わらないのもつらい。だから、気持ちを正直に話しました。「父さんには『最近、元気か』と聞いてほしかった。母さんにはもっと褒めてほしかった…」。声は震えていたと思います。

2人の返答は意外でした。父は、「そうか。父さんは、社会に出ていくおまえに、いろんなことを教えてやりたかったんだ」と言い、その目は優しかったです。母には、「分かってあげられなくてごめんね。ごめんね…」と謝られ、「いちいちこだわっていた自分の心も狭かったな」と感じました。心のつかえが一気に取れ、「教えの実践ってすごい!」と驚きました。持病があった父は、それから間もなく亡くなりましたが、あの時、本音で語り合えていなかったら、悔いが残っていたと思います。

家は「早く帰りたくなる場所」

おかげさまでうつ病は回復し、常勤で働いています。人の反応が気になり、「俺の言葉で気を悪くさせたかな」と、考えてばかりだった過去。そんな不安も、自分の思い込みが結構あると分かりました。「気を悪くさせてしまったら挽回していけばいい」と、うまく切り替える力が付いてきたと思います。

2年前、心を病んだのがうそのよう。真っ暗闇の人生から脱出できたのが、本当に不思議です。家が「早く帰りたくなる場所」に変わったことも大奇跡。この神に出会えて、この家族の下に生まれてこられて、心の底から仕合せです。

※既に公開中の、この方のお母さまの「喜びの声」も、併せてご覧ください。

神示で確認 「喜び」の仕組み

仕合せは 「和のある家庭」に成る
 心明るく 我が思いを家族に語る
 自然と「思い」が重なり合って 今ある悩み消えてゆく
 会話を楽しみ 「心」触れ合って生きるところに
    皆の人生 喜び多く 楽しいもの(時代)となる

『真実の光・神示 平成22年版』20ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

仕合せは 「和のある家庭」に成る
 心明るく 我が思いを家族に語る
 自然と「思い」が重なり合って
    今ある悩み消えてゆく
 会話を楽しみ
   「心」触れ合って生きるところに
  皆の人生 喜び多く
      楽しいもの(時代)となる

『真実の光・神示 平成22年版』20ページ(中略あり)