No. 527

今が一番仕合せ!
教えで重なった親子の心
(岩手県SK/60代女性/保育士)

「仕事に就く自信がない」専門学校を卒業した次男からの、驚きの告白でした。作業療法士を目指し、資格を取得。頑張ってきたのに何で…。受け止められませんでした。

「心を受け止める」ことが大切

息子の話は、それで終わりませんでした。ある日のことです。「母さんに褒められたことがない。何より、東日本大震災の時。自分も家族を支えたくて、家の手伝いを頑張ったのに、『あなたはいいから』と言われた。受け止めてもらえなくて悲しかった」と話す姿に、がくぜんとしました。

今まで何をしてきたんだろう…。震災の後、夫が体調を崩し、私はがむしゃらに働いてきました。家族の仕合せのためと思い、必死でした。

「心が安らぐ家庭が仕合せの源」神の教えを学んで気付きました。私が向き合っていたのは「仕事」。大切な家族の心が後回しになっていたのです。大反省でした。

思いが重なる会話へ

どんな小さな会話でも、そこには「息子の心」がある。まずはそれを受け止めようと努めました。

息子の「掃除しておいたよ」に、以前なら「家にいるなら当然」と思っていた私です。でも、どんな気持ちでしてくれたのか? そこに思いをはせた時、目には見えない「息子の心」が見えてきました。帰宅した私が楽なように、考えてくれたんだ。そう思うと、「助かった、ありがとう。きれいになってるね」と、口から出る言葉が自然と変わりました。そうした会話の積み重ねに、息子は明るくなっていったのです。

ある時、伝えました。「震災の時、受験を控えたあなたには、絶対に負担を掛けたくなかったの。そのためなら何でも頑張れた。でも、つらい思いをさせてごめんね」息子は目を潤ませていました。最後は「お互いにもっと教えを学んで実践だね!」と笑い合い、二人そろって気持ちがスッキリ。我が家の心の大奇跡です。

その後、次男は就活を始め、無事に就職。生き生きと働いています。その姿を見届けるように、夫は昨年、心の世界に旅立ちました。「これからはもっと頼ってほしい」と言ってくれた息子たちに、頼もしさと仕合せを感じています。

※この方の息子さんの「喜びの声」も、併せてご覧ください。

神示で確認 「喜び」の仕組み

家族それぞれ 思いを語れる家庭には 心迷うも 心悩むも
    苦しい思いは残らぬものなり
 夫婦 親子それぞれに 立場わきまえ 思いを語り合う家に 神の心は育つのである
家庭の尊さ 「真理」気付いて 家族それぞれ 神の教えで生きるべし
 そこに 信者の人生 和のある家を築いて 真実「仕合せ」味わえる

『真実の光・神示 平成19年版』91ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

家族それぞれ 思いを語れる家庭には
  心迷うも 心悩むも
    苦しい思いは残らぬものなり
 夫婦 親子それぞれに 立場わきまえ
  思いを語り合う家に
    神の心は育つのである
家庭の尊さ 「真理」気付いて
  家族それぞれ
    神の教えで生きるべし
 そこに 信者の人生
  和のある家を築いて
    真実「仕合せ」味わえる

『真実の光・神示 平成19年版』91ページ(中略あり)