No. 1853

「家族の縁が薄い」我が家
寂しい流れが断ち切れて

(愛媛県HY/60代女性/パート) 

私と姉は、二人姉妹。姉との会話は心傷つくことが多く、40数年、距離を取ってきました。というのも姉は、「そんな贅沢(ぜいたく)したら駄目」「一円でも貯金しなさい」と、私の生活を頭ごなしに否定します。心の中で、「あなたに迷惑を掛けてないし、余計なお世話!」と叫ぶ私。ですが、性格上、言葉にできないのです。まるで「蛇ににらまれたカエル」。萎縮して、思いをため込むばかりでした。姉は、結婚後しばらくしてから、母と一緒に暮らし始めました。私も実家を訪れるものの、それは母親に会うため。姉とは顔を合わせたくない…というのが正直な気持ちだったのです。 

姉の本当の姿は…

昨年1月、母が96歳で亡くなりました。葬儀は滞りなく終えたものの、私には、どうしてもかなえたいことが…。教会の儀式、明魂祭(後日の葬儀)で母を送ることです。しかし、神様を信じていない姉に、どう切り出せばいいのか。否定されたらどうしよう。声を掛ける勇気がなかなか出ません。そんな不安な思いを祈願していると、ある日、不思議と話せる機会が巡ってきたのです。しかも、返ってきたのは思いがけない答え。「ええよ」。わざわざ仕事を調整してまで、参列してくれたのです。 

迎えた儀式当日、祭壇の前で、亡き母に思いを届ける姉の言葉に、息をのみました。「お母さん、今までありがとう。これからは、子供や孫、妹と力を合わせて生きていくから安心して」。その姿は、家族を思う温かさに満ちていました。「姉は、本当に愛の深い人なんだ。言葉の裏にあったこの愛を、私が感じていなかっただけ…」と、気付いたのです。その瞬間、長い間たまっていた「傷つけられた」という思いが、スーッと流れていきました。「二人っきりの姉妹だから仲良くしてね」。亡き母の切実な願いを感じ、姉家族と縁を深めていこう…と、遺影の前で決意したのです。 

うそのような温かい関係に

その日を境に、劇的に変わった私たちの関係。電話で何げない話をしたり、紅葉を見に行ったり、泊まりがけの温泉旅行にまで出掛けています。会話すらできなかった私には、考えられないことばかりです。母の介護を長年一人で担い、気が休まることもなかった姉。「お母さんを最期まで見てくれてありがとう」と、心からの感謝を伝えました。その時の、何ともうれしそうな姉の表情…。「これからは、自分の時間をゆっくり楽しんでほしい」と思いながら、一緒に過ごしています。今でも、姉の口から、上から目線の言葉が出るときはあります。でも、昔と違い、「私のことを心配してくれているんだな」と、その裏にある愛を感じ取れるようになりました。 

家族仲良く、家系に良いものを

実は、両親も、兄弟との関係に泣かされ、苦労した人生でした。生まれ育った家も、ままごと遊びをした庭も、争いの末に残っていません。さらにさかのぼってみても、家族の縁が薄く、私も姉も、そのような先祖に感謝が持てずにいました。もし、この神に出会っていなければ、私たち姉妹もまた、親、先祖と同じ道を歩んでいたことでしょう。それが今、こうして笑い合える関係に変われた…。これこそが、神様から頂いた最大の奇跡。家族の縁をつなごうとしてくださる、力強い後押しを感じます。これからも、家族仲良く、絆を強めて、我が家に流れる「心の道」に良いものを残したい。それが、神の教えを学んでいる私の役目と思い、努力していきます。 

家族との関わりが いかに大切か
             気付くべし
 「教え」を
    人生の支えに生きる人間は
   家族との関わりを通し
     「真実の愛」が芽吹き 育つ
「真理」で関わる家庭が
    家族それぞれの実体を
          大きく引き上げ
  開運かなう 心の動きが取れる
            人間を育てる

(令和6年6月1日〈中略あり〉)