家族の心が重なった手応えがある今年。それぞれが、神の教えの自宅学習に取り組んだ成果と感じています。
夫の変化には目を見張るものが
最初に変化が表れたのは夫です。義母と夫は、幼少期から親子の温かい交流がなかったらしく、同居していても、笑顔で会話など程遠い状態でした。そんな中で夫は一念発起。「心の歩みnote」の2月の課題、「笑顔で挨拶」を実践していったのです。懸命に歩み寄る姿を見て、私も「よく頑張ってるね」「おばあちゃんは表現が得意でないだけで、家族のために尽くしてきた人だよね」と、励まさずにはいられませんでした。
成果は見る見る表れました。素っ気ない態度だった義母が、夫に日々の出来事を話すようになり、困った時は私たちに相談してくれるようになり…。今では出勤する夫に、「いってらっしゃい」と手を上げ、笑顔で送り出しているのです。
実っていく自宅学習の成果
一方、私の長年の課題は、すぐ感情的になるところ。特に子供のこととなると、スイッチが入ってしまいます。だから、私のテーマは心の安定。夫の頑張りに感化され、私も「ガッと言わずに、冷静に話を聞く」を意識していきました。
一人暮らしをする次女が、隣家の騒音で悩んだ時もそうです。「あなたのわがままじゃないの?」とガッと言わず、娘の思いを聞けたのは、先に夫と「まずは気持ちを受け止めてやろう」と話し合っていたから。そうしてつらい思いをくみ取ると、次女自身も、神の教えで気付きがあったようです。7月に「喜びの声」に掲載していただきました。
やはり毎日の学びの積み重ねは大きく、ここぞというときの判断がブレません。たとえ問題が起きてもうろたえず、冷静に夫に相談できるし、娘たちも「お父さんやお母さんと話すと心が安定する」と言って、しょっちゅう電話をくれるのがうれしいです。
神からのご褒美のような喜び
8月、家族全員が偉光会館に集まって、夫の神魂の儀を受けることができました。
家族への感謝を述べる場面で、夫はこれまでの日々を思い出し、涙で声を詰まらせています。その瞬間、次女から「お父さん、頑張れ!」のエール。長女はそばに駆け寄り、夫の言葉を娘なりに代弁しています。そんなやりとりを、義母と2人で見守りながら、涙が出ました。まるで、神から今年の頑張りを褒めていただいたような、一生忘れられない儀式になりました。
「本当にいい家族になったな」と、しみじみ思います。義母も、「神様のおかげだね」とうれしそうに言ってくれました。夫婦一丸、家族一丸。これからも目指し続けていきます。
――家庭は 人の心(運命実体)を磨き 高め
悔いなき人生を歩み抜くため 必要な環境――
家族で「教え」を学び 「真理」のある家庭に 人は「心」が育まれてゆく
家族それぞれが 分と立場を悟り 触れ合う中で
人は「運命」に重なる人生が歩めるのである
――家庭は
人の心(運命実体)を
磨き 高め
悔いなき人生を歩み抜くため
必要な環境――
家族で「教え」を学び
「真理」のある家庭に
人は「心」が育まれてゆく
家族それぞれが
分と立場を悟り 触れ合う中で
人は「運命」に重なる人生が
歩めるのである
『真実の光・神示 令和3年版』17ページ