No. 985

長年の課題に取り組んで
家族の心が重なった一年に
(福島県TS/50代女性/非常勤講師)

家族の心が重なった手応えがある今年。それぞれが、神の教えの自宅学習に取り組んだ成果と感じています。

夫の変化には目を見張るものが

最初に変化が表れたのは夫です。義母と夫は、幼少期から親子の温かい交流がなかったらしく、同居していても、笑顔で会話など程遠い状態でした。そんな中で夫は一念発起。「心の歩みnote」の2月の課題、「笑顔で挨拶」を実践していったのです。懸命に歩み寄る姿を見て、私も「よく頑張ってるね」「おばあちゃんは表現が得意でないだけで、家族のために尽くしてきた人だよね」と、励まさずにはいられませんでした。

成果は見る見る表れました。素っ気ない態度だった義母が、夫に日々の出来事を話すようになり、困った時は私たちに相談してくれるようになり…。今では出勤する夫に、「いってらっしゃい」と手を上げ、笑顔で送り出しているのです。

実っていく自宅学習の成果

一方、私の長年の課題は、すぐ感情的になるところ。特に子供のこととなると、スイッチが入ってしまいます。だから、私のテーマは心の安定。夫の頑張りに感化され、私も「ガッと言わずに、冷静に話を聞く」を意識していきました。

一人暮らしをする次女が、隣家の騒音で悩んだ時もそうです。「あなたのわがままじゃないの?」とガッと言わず、娘の思いを聞けたのは、先に夫と「まずは気持ちを受け止めてやろう」と話し合っていたから。そうしてつらい思いをくみ取ると、次女自身も、神の教えで気付きがあったようです。7月に「喜びの声」に掲載していただきました。

やはり毎日の学びの積み重ねは大きく、ここぞというときの判断がブレません。たとえ問題が起きてもうろたえず、冷静に夫に相談できるし、娘たちも「お父さんやお母さんと話すと心が安定する」と言って、しょっちゅう電話をくれるのがうれしいです。

神からのご褒美のような喜び

8月、家族全員が偉光会館に集まって、夫の神魂の儀を受けることができました。

家族への感謝を述べる場面で、夫はこれまでの日々を思い出し、涙で声を詰まらせています。その瞬間、次女から「お父さん、頑張れ!」のエール。長女はそばに駆け寄り、夫の言葉を娘なりに代弁しています。そんなやりとりを、義母と2人で見守りながら、涙が出ました。まるで、神から今年の頑張りを褒めていただいたような、一生忘れられない儀式になりました。

「本当にいい家族になったな」と、しみじみ思います。義母も、「神様のおかげだね」とうれしそうに言ってくれました。夫婦一丸、家族一丸。これからも目指し続けていきます。

――家庭は 人の心(運命実体)を磨き 高め
    悔いなき人生を歩み抜くため 必要な環境――
 家族で「教え」を学び 「真理」のある家庭に 人は「心」が育まれてゆく
 家族それぞれが 分と立場を悟り 触れ合う中で
    人は「運命」に重なる人生が歩めるのである

――家庭は
    人の心(運命実体)を
          磨き 高め
   悔いなき人生を歩み抜くため
           必要な環境――
 家族で「教え」を学び
  「真理」のある家庭に
      人は「心」が育まれてゆく
 家族それぞれが
  分と立場を悟り 触れ合う中で
    人は「運命」に重なる人生が
           歩めるのである

『真実の光・神示 令和3年版』17ページ