No. 861

きっかけは隣家の騒音
環境を変える前にしたこと
(埼玉県NS/20代女性/大学生)

大学進学を機に一人暮らしを始めました。ところが、住み始めたアパートは窓から砂ぼこりが入るし、水回りに不具合があるしで、すぐに引っ越し。「これで安心」と思った次のアパートは、壁が薄い上に、隣の人がどんちゃん騒ぎをします。勉強に集中できず、寝不足になって毎日泣いていました。

神の教えで自己分析

管理会社の人に注意してもらいましたが、状況はあまり変わりません。そこで両親に相談すると、私の気持ちを受け止めつつ、心に残るひと言を掛けてくれたのです。「お前の感じ方もあるんじゃないか?」。確かにそうかも…と妙に納得しました。私は細かいことが気になる方で、例えば、たばこを吸う人が隣にいるのも苦手です。もしかしたら、神経質な性格を根本から変える時かも…と思い、毎朝、早起きして教会図書を読むようになりました。

騒音の問題に限らず、私は普段から、自分で自分を苦しめていたようです。筋トレをしていても目標値に達することができないと、すぐ心配になります。人のミスがやたら気になることもあります。だから、「細かいことを気にし過ぎない自分になれるように」と祈願していきました。

悩んだ経験も糧となって

騒音が気になるときは、イヤホンで音楽を聞いたり、図書館で勉強したり。それもまたいいかなと感じました。そのうち、家で勉強に集中できる日も出てきて、住む環境は変わらないのに、毎日が穏やかになっていったのです。何だかいい意味の楽天家になれたようで、人付き合いまで楽です。計画どおりに物事が進まなくても、しょうがないかなと「切り替える」。前の私にはできなかったことが、今はできています。

神経質だからこそ、人の気持ちに敏感になれる、とも言えると思います。友人が傷ついているな…と察知したら、そっと励ますのは得意です。神経質を無理に直そう、直そうとしなくても、「ほどほど」ならいいのだと思うようになりました。

さらに最近、大学から「学生専用のアパートに空きが出た」と知らせがありました。「ここが空くなんてめったにないこと」と言われるほどの所で、利便性も良く、引っ越すことに決めました。

今、毎日がとても快適です。単に住み心地が良いだけではありません。心がきゅうきゅうとせず、穏やかなのです。それは、環境を変えるより先に、自分を変えられたからだと思います。悩んだ分だけ、心の幅を広げられたのは、神の教えのおかげです。

神の教えを我が心に生かせよ
 生かすほどに 我が「人生」 生き方が変わる
 感じ方 見え方が変わるゆえに 人 物との出会いが深まり
    喜び多く 楽しいもの(人生)へと変わるのである
 環境を変えるのでなく 我が心を変える
 「悔いなき人生」 夢多く 楽しい日々歩む極意に通じる

神の教えを我が心に生かせよ
 生かすほどに
    我が「人生」 生き方が変わる
 感じ方 見え方が変わるゆえに
    人 物との出会いが深まり
  喜び多く 楽しいもの(人生)へと
    変わるのである
 環境を変えるのでなく
    我が心を変える
 「悔いなき人生」
    夢多く 楽しい日々歩む
      極意に通じる

『真実の光・神示 平成21年版』112ページ(中略あり)