(静岡県NY/40代女性/教育相談員)
昨年9月5日、私の住む地域で「国内最大級」といわれる竜巻が発生。大雨だったその日、私は、小学校まで息子を迎えに行っていました。竜巻が過ぎた後の道には、どこかの家の屋根や壁、ガラスの破片、大きな枝の数々…。信号も止まってしまった道路を、障害物をどかしながら運転。目を疑うような景色が続き、人生で一番恐ろしい経験でした。しかし、神は心を守ってくださいました。祈願するうちに気持ちが安定し、家に着く頃には、「子供と一緒に、夫の帰りを待とう」と冷静に考えられたのです。
すぐそばにあった「心の支え」
幸い、我が家の損傷は、壁や太陽光パネルの範囲。しばらくして帰宅した夫は、大量の飛来物について、近所の人と話し合ってくれました。慌てず、騒がず、穏やかに…。「いつもどおり」の姿にホッとして、私も、「これはどうしようか」などと相談できました。「こうしたら?」「僕がやるよ」という返事が、どれほど頼もしかったか知れません。3日間続いた停電も、夫婦で話し合い、時に子供も交えて考えながら、楽しく切り抜けられました。
考え方の違いを乗り越えるカギ
この日々が転機となりました。これまでは、困ると実家を頼っていたのが、自然と夫に相談するようになったのです。実は、性格が真逆の私たち。もともと夫は、「いいよいいよ」「大丈夫」とプラス思考で、人を責めることがありません。一方、私は慎重派。「もし失敗したら」「こうじゃないと」と考えるので、その言葉にいら立つこともありました。“夫婦で支え合う”感覚が持てた時、不思議と話し合いも滑らかに。どんどん気持ちが前向きになり、「家庭って本当に大事!」と思ったのです。
気が付くと、自分から動くことが増えてきました。通路に置きっぱなしの夫の荷物。疲れていると分かるから、「重いなあ」とこぼしながらも、私が所定の場所へ。その方が、「どかしてちょうだい」と怒るより、ずっと気持ちが楽でした。息子にも、「お父さんに聞いてごらん」と言うことが多くなり、会話が生き生きしたものに変わっていったのです。家の修繕などは続く中でも、「この家族なら、大丈夫」という思いが込み上げて、毎日を明るく過ごせています。
全てが「神の手の中」と
最近では、息子の学校行事を機に、義父との関わりも変化。せっかく近くにいるのだから、縁を深めたいと思ったのです。私の実家、夫の実家、そして、私たち家族。みんなが仕合せであればこそ、息子に良いものを残せると、あらためて感じています。家族で支え合える“今”。振り返ると、回り道のように感じたことさえ、全てに、意味があったのだと分かります。このすがすがしさを忘れずに、これからも、明るい心で過ごしていきたいです。
家族との関わりが いかに大切か
気付くべし
「教え」を学ぶほど
人生の真実が見えてきて
家族と関わる心が分かる
「教え」を
人生の支えに生きる人間は
家族との関わりを通し
「真実の愛」が芽吹き 育つ
(令和6年6月1日)

