No. 986

“心のトゲ”を取ったら
仕合せの定義が変わった!
(長野県ES/60代女性/主婦)

婦人科の手術を受けてからというもの、経過が悪く、体が思うように動かなくなりました。手足に力が入らず、印鑑一つ押せないのです。リハビリに通い続け、文字が書けるようになるまでに2年かかりました。笑顔なんてとんでもない。まさに暗闇…、泣きながらの人生でした。

長いトンネルから抜ける糸口は

そんな中、夫が脳卒中で三度倒れ、足に障害が残ってしまったのです。子供がいない私たち…。お互い体に不具合があるからこそ、なおさら支え合いたいのに、現実は違いました。言葉が荒くてきつい夫。私もつられて同じ口調で反論し、何かあると、ここぞとばかりに言い合う夫婦だったのです。結婚当初はニコニコ顔だった夫の表情は、いつの間にか険しくなっていました。

「体さえ良くなれば」。そう思っていた私が、神の教えで気付いたこと。「『家庭』の姿に気付いて、家族で『教え』に生きる努力をする。互いに声掛け、補い、支え合う気持ちが芽吹く」。支え合うために、まず「愛ある家庭」を築いてくださいね…と、神から言われている気がしました。

はっきりと実感した変化

夫のひと言に「目くじら立て過ぎ」。そうした私のトゲトゲした心が、夫に刺さらないように、“心のトゲ”を取ることを決意。たおやかで、おおらかな心でいられるように祈願しました。

ある朝、すずめがにぎやかに鳴いていました。気になってネット検索すると、オスからメスへの愛の告白だとか…。心がほのぼのして、うるさいはずの鳴き声が、柔らかく聞こえました。気持ちが落ちていた頃とは違う、心の変化を実感したのです。

「いつまで話してるんだ!」夫に長電話を注意された時、以前なら、ムスッとしてだんまり。今は「つい長話しちゃった。ごめん」とすぐ言葉が出てきます。そして、つい先日のこと。来客を迎える夫が、ニコニコしています。「えっ!」久しぶりに見た笑顔。「気付いてた? とっても良い表情だったよ」と伝えたら、夫は「そうなんだよ、自分でも驚いた」と言い、2人でまた笑顔になりました。

心と体の相互関係を味わって…

そして今、気が付くと、夫のリハビリが驚くほど順調に。何と、「無理だろう」と言われた車の運転ができるまでに回復しているのです。おまけに、私もリハビリの効果が出て、長年悩んでいた冷え性が改善。体がぽかぽかしています。体の痛みは、決して治ったわけではありませんが、今の状態を受け止められて、不思議と気にならないのです。

「生きることは難しい」と思っていましたが、肩の力が抜けたように生きるのが楽です。心が健康になったからだと思います。無理しなくても笑顔になれて、夫と穏やかな心で暮らせている今。新婚の時以上に、そして人生で一番仕合せです。

真の「健康」を手にするために 「真理」に悟りを開く我を目指せよ
 ――我が任 立場を知って 「和心」芽吹く家庭を求めて 家族に触れる――
 心が重なり合うほど 真の健康を味わえるのである

真の「健康」を手にするために
  「真理」に悟りを開く我を目指せよ
 ――我が任 立場を知って
    「和心」芽吹く家庭を求めて
          家族に触れる――
 心が重なり合うほど
     真の健康を味わえるのである

『真実の光・神示 平成26年版』104ページ(中略あり)