「波乱万丈」私の人生には、この言葉がピッタリだと思っていました。生後すぐ里子に出され、生みの親の顔を知りません。結婚後は、子育てをしながら、仕事でも激務をこなし、さらに両親の介護…。心も体も悲鳴を上げ、パニック障害になりました。
やっと回復し、夫婦でコンビニ経営を始めたものの、夫は私を頼るばかり。口を開けばけんかで、離婚話も浮上。加えて、身内とはお金のトラブルが尽きません。「私は何のために生きているのか?」答えが見えず、ついに自傷行為に及んだのです。
目を背けていたものにこそ…
それでも救われた命。それまで信者としての歩みは遅かった私ですが、心が神に向き始めました。半年前には、夫と明魂登録をし、学びにも力が入るようになりました。
神の教えに「家族、家族」と出てきます。でも、家族を好きになれない私は、このワードから目を背けてきました。夫を頼らず、家事も仕事も一人でやる。「やってくれない夫」と責めていましたが、裏を返せば「夫にやらせない私」だったのです。「私にも責任がある」と思いました。
足元にあった仕合せへの扉
「やり過ぎないこと」を意識し、そうできるように祈願です。仕事のとき、自分でぱっぱとやっていた作業を、夫に「何やろうか?」と尋ねると、「これは自分がやるから、あれをお願い」と返ってきます。おのずと「パパ、ありがとう」が増えました。「どうした? 何かおかしい」とちゃかす夫。でも、おかしいのは夫も同じ。私が体調を崩すと、かいがいしく世話してくれるほど、コロッと変わったのです。
最近、家族と一緒にいると、たわいない話が始まります。先日は、幼稚園の孫が、「きょう、とんでもないことが起きたんだよね~」と言い出しました。ませた口調がかわいくて、みんなで大爆笑。何でもないことでゲラゲラ笑って、「仕合せだな…」と感じる私がいました。
つらい過去も、意味が変わると
「うちの夫は駄目」。そんな先入観を投げ捨てて、教えを素直に実践してみたら、あっという間に好転した人生。神の教えを通して、「家族を嫌う心」こそが、「波乱万丈」を生み出す最大要因だったことにも気付けたのです。
会ったことのない実の親にも、亡き育ての親にも、思いをはせると、感謝がふっと湧き出てきます。それは、夫に対してもです。つらい過去までも「感謝」に変えてくれた神の教え。今は、「波乱万丈」の自分の人生が、いとおしいです。これから良い生き方を重ねて、子供や孫が、私以上に仕合せを得られるように…。「生きる目標」ができました。
和心育つ家庭を求めて 「真理」に生きてごらん
自然と 家族の心は 寄り添い 重なり合って 支えて「生きる」心が育ってゆく
家族の触れ合いを通し 心の不安 迷いは治まるのである
真に「健康な心」の姿である
和心育つ家庭を求めて
「真理」に生きてごらん
自然と 家族の心は
寄り添い 重なり合って
支えて「生きる」心が育ってゆく
家族の触れ合いを通し
心の不安 迷いは治まるのである
真に「健康な心」の姿である
『真実の光・神示 平成25年版』89ページ(中略あり)