No. 788

心のトレーニングで気付く
思わぬ「ゆがみフィルター」
(茨城県EW/60代女性/介護職)

昔から、人の好き嫌いが激しい性格です。神の教えを学び始めて、だいぶ変わってきましたが、時々その芽が顔を出します。先日、こんなことがありました。

知らず知らずのうちに…

職場で、新人から悩みを打ち明けられました。どうやら私の同僚が、その新人にだけ厳しいらしいのです。でも、同僚は決して意地悪ではなく、むしろ、私とはニコニコ話をしてくれる人。新人には、「真面目な人だからね」と伝えたものの、何回か相談されるうちに、「そんなにこの子を追い込む指導をしなくてもいいのに」と思うようになりました。

そんな時、公式サイト「心のトレーニング」で読んだ、「『ゆがみフィルター』を取り除く」という内容。「しまった!」と思いました。私は、同僚の指導を自分の目で見てもいないのに、一方の話だけ聞いて、すっかり批判モード。心にゆがみフィルターがかかったことで、「真面目でいい人」だった同僚が、「真面目過ぎて嫌な人」に変わっていたのです。私の欠点である、好き嫌いの激しさが、出始めていました。

「成長」と「強み」を感じて

実は、昔の私は、人を嫌うことに何の違和感もありませんでした。「無理やり好きになる必要もない。関わらなければいい」と割り切っていたのです。でも、神の教えが、自然と「人を好きになりたい。その方が人生楽しくなる」という気持ちにさせてくれました。そうして少しずつ深めてきた人との縁。だから、この時も「同僚のいいところを見られるように」と、真剣に祈願できたのだと思います。

ある日、同僚が、大変な仕事を「私、やります」と引き受けてくれました。「すごいな」と思った私。よく考えると、前にも同じようなことがありました。でも、当時の私は、同僚の「やりますよ」の言葉を聞いても、大して心に留めていませんでした。きっと、心の耳が閉じていたのでしょう。

同僚に、「いつもありがとね」と自分から関わる心が出てきました。同僚もニコッと返してくれ、「人懐っこい人だな」と、いいところをもう一つ見つけた思いです。だから、新人の子にも、同僚の良さをたくさん伝えています。

今回、思わぬゆがみフィルターに気付けたおかげで、他の人と関わるときも、「今、ゆがみフィルターかかってないかな?」と自問自答するようになりました。反省の日もありますが、気付けたことが成長。祈願できることが強み。「心のトレーニング」で、自分磨きを頑張る毎日です。

「教え」に生きるほど 人との出会いを生かし 大切にする心(愛心)が引き出される
 言葉 態度が 相手の気持ちに重なり始め 互いに信頼を育む心が持てる
「教え」が人の心を安定させ 内省する心を引き出してゆく
 悩みを悟りに返す 夢ある人生を歩む人の姿が ここにある

「教え」に生きるほど
  人との出会いを生かし
    大切にする心(愛心)が
      引き出される
 言葉 態度が
  相手の気持ちに重なり始め
    互いに信頼を育む心が持てる
「教え」が人の心を安定させ
    内省する心を引き出してゆく
 悩みを悟りに返す
    夢ある人生を歩む人の姿が
      ここにある

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』30ページ(中略あり)