No. 786

一生続くはずだった治療
不要になった理由は…
(静岡県MH/70代男性/無職)

「これから一生、自分でインスリン注射を打っていただきます」と宣告された7年前。原因不明の難病で、膵臓(すいぞう)からインスリンが出なくなっていたのです。自分の膵臓を「敵」とみなして、細胞を破壊しているとのことでした。

真剣に学ぶと入り方が違う!

信者歴は50年近い私です。自分では、神の教えを真面目に学んできたつもりでしたが、あらためて振り返りますと、「学んだ」ことで満足し、「身に付いた」手応えがないことに気付きました。

「もう一度、自分の人生と向き合う機会を頂いた」と感じ、教会書籍を読み直していくと、出るわ出るわ…。これまで気にも留めなかったことが、「反省点」になるのです。例えば、神示に幾度となく出てくる「人生は有限」のフレーズ。朝、元気に目が覚めて、きょうという日を迎えられたこと。私の中で、「当たり前」から「特別なこと」に変わったのです。

役に立つことは足元に

考えてみれば、亡き母も神様が大好きで、いつも神に手を合わせ、一日一日、大切に生きていました。最期は老衰でしたが、旅立つ時は、「おやすみなさい」と丁寧に言い、そのまま眠るように息を引き取ったのです。そんな姿を思い返し、私も母を手本に生きようと、固く決意した次第です。

命を頂いている以上、病気を理由に何もせず一日を終えるのは、あまりにもったいないことです。ちょうど、引っ越したのですが、町内会の役員のなり手がいないと聞き、「これなら役に立てる!」と、即引き受けました。皆さんから「よく受けたね」と驚かれましたが、「一生懸命やって、できない部分は助けていただこう」と思ったのです。こんな心になっている自分が不思議でした。それに、その心で取り組むと、本当に支えてもらえるのです。出会いも次から次へと広がり、感謝しかありません。

心に湧き上がる明日への希望

先日、信じられないことがありました。主治医に「膵臓からインスリンが出ています。もう注射は必要ありません」と言っていただいたのです。「敵」だったはずの膵臓。それが、自分の心が調和に変わった途端、不思議と臓器まで調和していました。

今、健康だった時とほぼ変わらない生活を送らせていただいています。変わったのは心です。難病と診断される前より、格段に心が生き生きしています。元気になった体で、もっと人様のお役に立てますように。そんな希望にあふれた私の人生です。

「命」――有限なればこそ尊く 時の重みが心に響く
神示「真理」に悟りを深め 日々「生きる」心の支えにしてごらん
 自然と我が「任」と「立場」が見えてきて 縁を生かす心の動きが取れる
互いに運命を重ね 「支える」心(任)が深まるところに
    人の「命」は活(い)きてくる
 ――世に役立ち 心身ともに健康を味わい 天寿を全うする人と成る――

「命」――
  有限なればこそ尊く
    時の重みが心に響く
神示「真理」に悟りを深め
  日々「生きる」
    心の支えにしてごらん
 自然と我が「任」と「立場」が
           見えてきて
    縁を生かす心の動きが取れる
互いに運命を重ね
 「支える」心(任)が深まるところに
    人の「命」は活(い)きてくる
 ――世に役立ち
    心身ともに健康を味わい
     天寿を全うする人と成る――

『真実の光・神示 令和3年版』50ページ(中略あり)