No. 595

夫婦の会話が安定剤!
待っていた大きな喜び
(秋田県MS/60代女性/主婦)

夫は、ある企業の取締役事業局長。「今度の株主総会で、俺の退任が決まる。サラリーマン生活が終わる…」ある日、帰宅した夫に切り出されました。

揺れる気持ちが安心感に

いつかは来ると分かっていたこの節目。それでも、夫には、さまざまな思いがあったのでしょう。今の会社には顧問制度や子会社もなく、再就職が難しいことなどを、矢継ぎ早に話し始めました。その口調に、いつもの穏やかさはありませんでした。

夫が生きがいを持って働いてきた場所がなくなる…。今後の生活はどうなる? 私も心がのまれそうでしたが、瞬時に気付きました。「これは神の教えで学んでいる『魂が安らぐ家庭』の状態じゃない。私に何ができる?」と、ふっと冷静になれたのです。

まずは夫の話をちゃんと聞こう。少し話が途切れた時に、「パパは今、どんな思いでいるの?」と尋ねました。「寂しさもあるけど、ほっとした気持ちが大きいかな。コロナ禍でも、最後の営業収益は満足できるものだった」夫の本音だと感じました。「お前は?」と聞かれたので、「これからは夫婦二人で楽しく暮らしたいな。今までお疲れさま」と、私も本音を伝えました。夫はニッコリ笑い、「自転車を買って、ジムにも通おうか」と。今後のことも、二人で穏やかに話し合えたのです。

神の後押しにびっくり!

他県に住む三人の子供に、夫の退任を伝えると、「41年間、頑張ってくれてありがとう」「社会人になって、お父さんのすごさが分かったよ」と、花束とメッセージのプレゼントが…。しかも、サプライズはこれだけではありませんでした。退任が決まった数日後、とある会社の社長から、「子会社の常務取締役に就任してほしい」と、異例のオファーを頂いたのです。

「この抜擢(ばってき)は、救済でも腰掛けでもない。これまでの人脈と営業力をいかんなく発揮してほしい」と言われたとのこと。退職する会社にその旨を伝えると、「再就職先に行ってもぜひ一緒に仕事を」と、提案があったそうです。「人の情けが身に染みるよ」としみじみ語る夫。子供は、「お父さんの人徳と今までの成果がなせる業だね」と言っていました。

わずか一週間の中で起きた目まぐるしい変化…。神の教えが心の軸にあったから、夫の突然の退職宣言にも、感情的にならずにいられたのだと思います。むしろ、また一つ、家族の絆を強くする機会を頂き、「パパ、神様はすごいね」と、夫婦そろって感謝を深めています。私も、夫と一緒にさらにひと踏ん張り。妻として支えていこうと意欲満々です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

家族とのつながりは 「教え」のある家庭には 自然と会話が増えて 深まって行く
 相手の気持ちを受け止め 我が思いを重ねて言葉を返す
 この繰り返しに 絆が生まれる
――仕合せの基は和のある家庭
    夫婦は仲良く心(運命)を重ね 親子は心(感情)の交流を欠かさぬこと――
 「和心」を家族で育てる家庭には 調和する心(運命)が引き出され
    社会に奉仕して 世(環境)を「正道」へと導く人間が育つ

『真実の光・神示 平成30年版』144ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

家族とのつながりは
  「教え」のある家庭には
    自然と会話が増えて
      深まって行く
 相手の気持ちを受け止め
    我が思いを重ねて言葉を返す
 この繰り返しに 絆が生まれる
――仕合せの基は和のある家庭
    夫婦は仲良く心(運命)を重ね
      親子は心(感情)の交流を
        欠かさぬこと――
 「和心」を家族で育てる家庭には
  調和する心(運命)が引き出され
    社会に奉仕して
      世(環境)を「正道」へと
        導く人間が育つ

『真実の光・神示 平成30年版』144ページ(中略あり)