No. 596

難しいことではなかった!
「楽しくない毎日」が好転
(京都府CY/60代女性/介護職・美容部員)

20年前に離婚し、3人の娘と新たな道を歩み始めました。とにかく収入の多い仕事に就かなければ…。美容部員として、化粧品の営業を始めましたが、人間関係で嫌な思いばかりして、とても「楽しい」とは思えませんでした。さらに、父が亡くなり、一人暮らしの母の世話に、家事に…と動き回る毎日で、心も体もクタクタ。すぐにおなかを下していたのです。

見落としていたものが見えた!

「どうして私ばかりが?」不安な思いから逃れたくて学び始めた神の教え。私が見落としていたものの答えは、「相手を思う心」だと気付いたのです。「仕事は生活を守るため」と割り切っていた私には、衝撃的でした。いつも売り上げにとらわれて、「お客さまのために」より、「自分のために」の心が上回っていたからです。

「このお客さまの求めているものは何?」ここに気持ちを向けていくと、不思議と仕事がどんどん楽しくなっていきました。売り上げにつながらなくても、「これはどんな商品なんだろう?」と興味を持ってくださっただけでありがたいこと…とうれしくなります。実は、喜びを頂いているのは、私の方なのかもしれません。

神は「心」をご覧になっている

そんな毎日の中で、偶然目に留まったホームヘルパーの募集。周りには「介護職は大変よ」と言われましたが、ここなら役に立てるかも…と心が動き、掛け持ちで始めることにしました。

主な仕事は、家に訪問して、清掃や買い物をすることです。利用者さんは高齢で、寝たきりだったり、眠っていたりで、私の仕事の様子を、ずっとご覧になっているわけではありません。手を抜くこともできますが、「あそこもきれいにしておこう」「ここも…」と、時間が足りないくらいです。私が訪問すると、なぜか皆さんがお菓子やお茶を用意してくださっていたり、「こんな場所まで掃除してくれて…。本当にありがとう」とお礼を言ってくださったりします。不思議です。

私は、人生でつらかった時に、多くの方に助けてもらいました。だから、「その恩を返したい」といつも思っています。そのためには、今、目の前にいる方に優しくできるように…。ヘルパーの仕事でも、そう祈願しながら動き回っています。その「心」を神が受け取って、相手に届けてくださっているように感じられてなりません。

過去の「意味」をも変えられる

「相手のために」と考えた時、ふと浮かんだのは別れた夫のことでした。10年前に亡くなりましたが、夫も「家族のために」できることをしたかったはず。そう思うと、夫との出会いは「つらい過去」ではなく、私が今をより良く生きる糧…と、感謝が湧いてきたのです。娘たちに見られて恥じない、「明るく生きる手本」になろうと決めています。

以前より多忙な毎日なのに、体はずっと元気で、おなかを下すこともなくなりました。「仕事が楽しい」と心から言えるようになった今、とても仕合せです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

仕事の「真実」 あるべき姿とは
    「運命」の力をもって 世に奉仕するときに味わう 充実した心
    互いの運命が重なり 補い合う 満たされた心
 仕事の魅力──
    労働力の評価にとどまらず
      我が運命の力をもって 社会に奉仕し
        感謝 感動の共感が生み出す 生きがいにある

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』174ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

仕事の「真実」 あるべき姿とは
  「運命」の力をもって
    世に奉仕するときに味わう
      充実した心
  互いの運命が重なり 補い合う
    満たされた心
 仕事の魅力──
  労働力の評価にとどまらず
    我が運命の力をもって
      社会に奉仕し
     感謝 感動の共感が生み出す
      生きがいにある

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』174ページ