No. 471

両親の介護に家族が一丸
みんなで関わる心が重要!
(千葉県YK/60代女性/主婦)

88歳と91歳の義父母は、都内で二人暮らしをしています。義母は車いす生活の上、透析治療中。義父も認知症が進み、ヘルパーさんに頼る日々。定期的に夫と出向いては、二人を支えてきましたが、義母が転倒し、寝たきりに近い状態になってしまったのです。私たち夫婦は、両親を近くに呼び寄せようと考え、施設も見つけました。ところが、当の本人たちは、50年以上住み慣れた地から離れ難いらしく、どんなに勧めても、首を縦に振りません。

夫婦、家族で思いを重ねて

「お父さん、お母さんに、安心して、ゆったり暮らしてもらいたい」「そのために、まずは相手の思いを受け止めていこう」夫と二人で話し合い、温かく声を掛けていったのです。なかなか変わらない状況に、「疲れましたわ…」と弱気になる夫を、「きっと思いは届いているから」と励ましたこともありました。

教えに触れる中で、家族全員で関わることが大切と分かり、義弟も交え、今後についてみんなで話し合いました。全員が、義父母に安心してもらいたい一心で向き合ったひとときでした。家を離れたくない気持ちに共感しつつも、「二人だけで暮らしているのは心配で…」「近くにいれば、すぐ駆け付けられるから…」親を案じる気持ちを一つ一つ丁寧に伝えていくうちに、だんだん両親の気持ちがほぐれていったのです。話が広がっていく中で、義母が「うちは財産なんて、何もないんだよ」と愚痴をこぼし始めました。そこで私が、「頼りになる二人の息子という最高の財産があるじゃないですか」と言うと、その場がぱあーっと和やかな空気に変わりました。

本当に大切な物は何?

これまで、善かれと思って入所を勧めていましたが、一番大切なのは、入所する、しないの結論を出すことではありませんでした。どのような形になったとしても、家族仲良く、全員で温かく義父母に関わっていく。それが、本当の意味で、二人の安心感につながることだったのです。

今回の件を通して夫は、「両親の世話を頑張れるのは、お前がいてくれるおかげ」と言ってくれました。また、夫と義弟の縁も深まり、いろいろと相談して進められるようになったのも、うれしいことです。

「どのような困難も、そこには、人生を根こそぎ好転させようという神の愛がある」先日読んだ「“運命”を引き出すBook」の一節が心に深く響きました。家族の気持ちがつながっていれば、何があっても助け合って、乗り越えていけます。義父母にこれでよかったんだと思ってもらえるように、家族で心を尽くして支えていきます。みんなで縁を深めながら頑張ります。

神示で確認 「喜び」の仕組み

人間は誰も 老いて 終日を迎えてゆく
 その時 家族の縁が 悔いを残さず「生きる」 心の支えと成る
介護――今日の社会が生み出した 知識の姿(形)
 「教え」のある家庭には 家族の心が重なり合って 老後の不安 迷いは起きない

『真実の光・神示 平成29年版』14ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

人間は誰も 老いて 終日を迎えてゆく
 その時 家族の縁が
  悔いを残さず「生きる」
    心の支えと成る
介護――
  今日の社会が生み出した
    知識の姿(形)
 「教え」のある家庭には
  家族の心が重なり合って
    老後の不安 迷いは起きない

『真実の光・神示 平成29年版』14ページ(中略あり)