(茨城県YY/20代女性/会社員)
母の勧めもあり、私は、中学生の頃から、薬剤師を目指してきました。努力をすれば面白いほど結果が出て、希望の大学に難なく合格。いつしか、ステータスへのこだわりが身に付いていました。ところが、研究と国家試験の勉強の両立は非常に困難。おまけに、周りは優秀な人だらけ。「身の丈に合わない大学に入ってしまった」と、心はどんどん疲弊していきました。
“つかみたい”心に気付きが
私の様子を見かねた両親が、「退学してもいいんだよ」と言うほどの落ち込みよう。でも、簡単には諦められません。メンタルが崩壊寸前の時、「何かをつかみたい」一心で、偉光会館へ行くようになったのです。神の教えを真剣に学び始めると、考え方の間違いに気付きました。職業が人生を決めるのではない。自分の良さを生かせば、人生はいくらでも開ける…と知ったのです。家族の支えもあり、国家試験を断念。しかし、それは、努力の実らないことなどなかった私にとって、初めての挫折でした。
大学を卒業し、ハローワークへ通い出したものの、すぐには前向きになれません。それを変えてくれたのも、神の教えでした。友輝会で、素直、正直に生きる大切さを知り、投げやりな気持ちでいたことを反省。ハローワークの担当者に、大学で学んだ内容や、たどってきた経緯を話してみたら、製薬会社を紹介してくださいました。早速、面接に伺うと、「そういうことなら…」と、品質管理の仕事を提案されたのです。薬剤師は、薬を患者さんに届けるのが仕事。その薬の品質を維持し、確実に薬局へ届けるのが品質管理の仕事。そう思うと、同じ使命を感じ、学生時代に培ってきたことを生かせる喜びに沸き立ちました。トントン拍子で採用が決定。まるで、神様が後押ししてくださったようでした。
職場で神の教えを生かしたら
入社して2カ月。職場には、いろいろな方がいます。今までの自分なら、学歴で相手を見下げていたでしょう。それが、何事も教えてもらいながら頑張ろうと思えるのです。人の命に関わる仕事と緊張感を持ち、分からないことは、先輩方に正直に伝え、素直に教えを請おう。そうした気持ちで研究に取り組んでいます。ミスをしたときも、自分のプライドを捨てて、素直に謝り、同じミスを繰り返さない決意を伝えました。すると、「新人だから仕方がないよ」「今のうちにどんどん失敗して、覚えるんだよ」と、先輩たちから温かい言葉が。心がスーッと軽くなり、再チャレンジへと前向きになれたのです。
支えに感謝し、恩を返す決意を
神の教えを学ぶようになって、わずか4カ月。努力の限界を知った私が、教えに生きれば、驚くほど人生が開けていくことを、今、体験しています。心も明るく、やりがいを感じる毎日です。一番つらかった時に、見守り、応援してくれた両親や弟、祖母。そして職場の先輩など、みんなの支えの中で自分が生かされていることに、感謝が込み上げます。同時に、「恩を返せる私になりたい」という思いでいっぱいです。これからも、神の教えを学び続けて、心を磨いていきます。



友輝の時代に「生きる」
心の姿を教えよう
あるべき心の姿は
素直 正直に社会を見詰めて
生きること
自然と縁ある多くの出会いを
引き寄せて
良い体験を重ねてゆける
友輝の時代で味わった経験が
夏の時を迎えて生かされる
真実 社会に奉仕する
「心(運命実体)」光る人(存在)と
なれるのである
『真実の光・神示 平成29年版』46ページ(中略あり)
※友輝;15歳から30歳までの未婚者。素直、正直な心で、多くのことを吸収し、将来への土台を築く年代。
※夏の時;年代に応じた生き方があることを、神は、人の一生を四季に例えて教えてくださいます。親の庇護(ひご)の下で生きる時を経て、迎えた15歳から30歳までの「春」は、人生の土台をつくるために、「素直、正直な心で生きる」年代。社会の中軸を担う30代から50代の「夏」は、「誠実な心で生きる」年代。これを、神示では「夏の時」と表されています。60歳以降の「秋」は、多くの人を温かく包み込むような、「見守る心で生きる」年代。それぞれの年代を着実に重ねていくところに、人生の終日となる「冬」を、何の悔いも残さずに迎えられます。詳しくは、『生命の歩み』142ページで確認できます。


