料理も掃除も、家族のために全力投球。でも、夫はお礼一つ言ってくれません。それどころか、いつも上から目線で物を言うので、もううんざり。「生まれ変わったら一緒になりたくないな」と思う始末でした。
心の奥の奥にあった思い
そんなある日、全身がひどく痛みだしました。検査を受けても原因が分からず、医師は、「取りあえず、湿布を出します」と。「それで治るような痛みじゃないのに!」と、責める心がムクムク出てきました。
案の定、日に日に痛みが増し、起き上がることさえ難しくなり、電動ベッドを購入しました。ちょうどその頃、世間はコロナ禍で外出自粛中。それが私にとって、神の教えを本気で学ぶ時間になったのです。
配信授業は、一時停止して、書き取ってはまたリピートして…と、何度聞いたか分かりません。5部作も繰り返し読みました。そうして見えてきたのは、私の心の奥の奥にあった思いでした。
「面倒くさい」私は、朝食一つもそんな気持ちで作っていました。和食派の私と違って夫はパン派。一日2枚と決まっていて、マーマレードが大好き。「面倒くさいけど、叱られるからしょうがない」と、どこか義務的に作っていたのです。
気持ちが変わると夫も変わった
どうせパンを焼くなら、楽しく焼こう。一枚はマーマレード、もう一枚は違う味…と一工夫してみよう。きっと喜んでくれる! そんなふうに気持ちが変わってきました。
不思議なもので、私の心が変わると、夫も朝食を楽しみにするようになり、ニコニコ顔で起きてくるのです。私は、夫にコーヒーを入れ、隣で「春はあけぼの…」と、『枕草子』を音読します。夫は、「風情があるね」と言いながら聞いてくれます。朝の仕合せなひとときです。
目に入ってくるのは優しさだけ
ある時、ふと気付きました。全身の痛みがなくなっている! その頃には、夫の優しさだけが目に飛び込んでくるようになっていました。
背が低い私の代わりに、電球を交換してくれるだけでうれしく、「お父さんに頼むとやっぱり違うわ」と褒めちぎってしまいます。「お父さん、すごいね」「ありがとう」そんな言葉がたくさん飛び交うようになりました。それだけではありません。夫の優しさに触れると、自然と「もっと尽くしたい」という思いが湧き上がるのです。
夫は「あの時は、一生歩けなくなるんじゃないかと心配したけど、恐ろしいくらい元気になってよかったよ」と、笑いながら言ってくれます。原因不明の痛みをきっかけに、私はようやく「自分の生き方」を変えられました。今は、「この人と一緒になってよかった。生まれ変わっても、また…」という思いでいっぱいです。
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」を人生の支えに生きるほど 人間は 心安定し 奉仕に「生きる」思いが深まる
人 物に心で触れ 感動し 「真実の愛」に生きられる
この時 人間は 心と体が調和して 「生きる」自信が持てている
この人間の心(姿)を 真の健康という
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』14ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」を人生の支えに生きるほど
人間は 心安定し
奉仕に「生きる」思いが深まる
人 物に心で触れ 感動し
「真実の愛」に生きられる
この時 人間は 心と体が調和して
「生きる」自信が持てている
この人間の心(姿)を
真の健康という
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』14ページ(中略あり)