仲良し夫婦と勘違い
私は、結婚以来、仕事以外は全て妻任せ、自分第一主義の夫に不満を抱いていました。半面、お酒や賭け事に溺れるでもなく、真面目な夫への感謝の気持ちもあり、けんかをしても、仲は良いと思っていたのです。
そんな時、一人暮らしで、30歳過ぎの引きこもりの息子がお世話になっている方から連絡が。その話から、私たち夫婦が言い合いをする姿に、息子が心を痛めてきたことを知り、「これではいけない」と気付かされました。
読み尽くす思いで書籍に触れて
今まで教えを学んだつもりになっていた自分を猛省しました。供丸光先生が「毎日10ページずつでも、神示に触れてください」と言われたのを思い出し、教会図書や『友輪』を繰り返し読み直したのです。
すると、内容がどんどん入ってきて、「学び尽くそうという強い心を、神に約束しよう。何かが変わるかも」と、思いました。
さらに読み進めると、夫を責めてばかりで、父親と子供の間をつなぐ、母親としての役割を果たしていなかった自分に気が付きました。それからは、夫婦で息子に触れるようにしていきました。
夫への接し方が変わると
夫の言動にイライラせず、気持ちをすっと流せるように、夫の良さを一つでも引き出せるようにと、神に語って努力しました。すると、夫への接し方が変わったと、娘たちに言われるようになったのです。半年前まで想像もできませんでしたが、ここまで変われた自分にびっくりです。
子供のことは夫婦が基本
1月末、息子から「神の館に行きたい」と電話がありました。うつ病とゲーム依存症で苦しんでいた息子が、そこまで回復したことは、夢のようでした。精神科や、デイケアに通えるようにもなり、驚きました。
今までは、良くなっては元に戻る繰り返しでしたが、今回は違います。自らきっぱりゲームを断ち、毎日様子を連絡してくれるのです。母の日には、花束まで渡してくれました。
息子は、私の夫への態度の変化を見ていないのに、この変わりよう。人知を超えた精神世界を体感しました。教えのとおり、本当に、「仕合せの基は和のある家庭」、家族は夫婦からでした。これからも、家族に「心」の手本を示せるように努力していきます。