No. 258

旅立った愛犬がくれた機会
妻らしさに磨きをかけて
(宮城県TK/50代女性/美容師)

独身の頃から飼っていた愛犬が旅立ちました。結婚して10年。子供のいない私たち夫婦には、我が子のような存在でした。

心に大きな穴が開いてしまい、夫と二人で、ペットを亡くした悲しみを癒やす儀式を受けました。

言葉を越えて伝わる安心感

外国人の夫に、儀式の内容が分かるか不安でしたが、英訳された式次第を頂き、安心して儀式を受けられました。

神の御前での厳かな雰囲気に、夫の心にも言葉を越えて伝わるものがあったようです。愛犬の名前を、私の名字と、夫のファミリーネームとともに呼んでいただき、本当に「二人の儀式」と感じることができました。不思議と、大切なペットを失った喪失感が薄れていったのです。

家に帰ると夫を思う心があふれ

家に帰ると、何とも言えない温かい空気が、二人の間に漂いました。夫といる安心感に満たされて、ふと「故郷の味を食べさせてあげたい」という気持ちになったのです。

しかし、料理が得意とは言えない私が、名前しか知らない外国のお菓子を作るのですから、さあ大変。あれこれレシピを調べ、悪戦苦闘して出来上がったのは、明らかな失敗作…。でも、夫は、「おいしいよ。ちょっとコンクリートみたいに固いけど」と笑いながら、喜んで食べてくれました。

神示から今までの自分を反省

最近は、早起きして、神示集で学ぶことを習慣にしています。一度読んだ神示も、繰り返し読むと、「妻らしい心とはこういうことか」と、ハッとすることが何度もあり、神示の奥深さを感じます。

今まで、「文化も、習慣も違う国で生まれ育ったから…」と甘えて、妻らしいことをしてこなかったことを反省しました。

心と腕を磨いて菓子作りに成功

今は、心と料理の腕を磨く日々です。先日は、夫が「おいしい」と、心から喜ぶ笑顔を見たくて、失敗したお菓子作りに再挑戦し、見事、成功。夫の優しいまなざしに、気持ちが通い合う素晴らしさを感じました。

愛犬がくれたきっかけを無駄にしないで、これからも妻らしさに磨きをかけて、家族の絆を深められるように頑張ります。