No. 992

見詰めたのは「夫婦の心」
失明するはずの目が…
(埼玉県MY/70代女性/美容師)

夫婦で美容室を経営し、家でも職場でも、四六時中、夫と一緒。夫婦仲は、決して悪くなかったはずです。嫁いだ娘たちもお店で共に働き、5人の孫も出入りして、我が家はいつもにぎやかでした。

根本を見詰めてみると

孫たちが全員学校に行き始めると、今までになかった、夫婦2人の時間が訪れました。夫はもともと短気で、朝から晩まで怒っています。運転中も、他の車に「ウインカー出してない」などと批判口調。「お父さん、そういうこと言わないで」と反抗する私も、朝から晩まで心は揺れ揺れ。そのことに、神の教えで気付いたのです。

子供も孫も、私の背中を見ているはずです。これでは恥ずかしいと思いました。夫は、間違ったことを言っているわけではないし、いったん受け止めよう…と決めたのです。考えてみれば、夫に話し掛けられたときも、「え、今?」と反抗。それを「どうしたの?」に変えました。すると夫は、いつもの怒っている表情とは真逆の、ニコニコ顔で話し始めました。

病が悪化しても、明るく強く

そんな中、持病が悪化。右眼窩(がんか)内腫瘍で、眼球の突出がひどくなってしまったのです。医師には「手術しても失明。しなくても失明。命には関わらないので、手術するなら、少し腫瘍が大きくなってから」と言われ、通院治療していました。ところが、今年、放射線治療を始めると、まぶたが開かなくなり、眼球がこぼれ落ちそうなほど飛び出てきたのです。

右目の視力はほぼなくなり、カラーの世界が消えました。でも、普通に仕事ができるほど、心は落ち着いていました。なぜなら、普通に…どころではなく、「すごく」夫婦の心が重なっている感覚があったからです。この頃には、不安も感謝も喜びも、何でも素直に話せる私になっていたのです。

そのような時、私の病気に特化した治療をしている病院が見つかり、2週間後には手術できることに。驚くほどトントン拍子で、夫も一緒に喜んでくれました。しかも、手術では、眼球の倍ほどあった腫瘍がスルッと取れて、立ち会った先生方から拍手喝采だったとのこと。私のようなケースは、「特例中の特例」だそうです。

より良い生き方を娘たちに

驚きは、それにとどまりませんでした。「失明」と言われた視力が、何と戻っていたのです。目を開けて、カラーの世界が広がっていた時の感動は、一生忘れられません。実は、私の母は、50代で両目を失明しています。私にとっては、右目も、左目もよく見えることは、本当に大きな神のお守りなのです。

今、夫は全く怒ることがなくなって、毎日とても穏やかです。以前、娘たちが言っていたのは、「お父さん、また怒ってるね」の言葉。それが、「お父さんって、働き者ですごいよね」になり、私の心一つで、家の空気もこんなに変わるのかと思います。もっと仲が良い夫婦になって、家族の温かさを子供たちに残すのが私の使命!と燃えています。

「教え」に気付きを得て 「真理」に生きる家庭を築く努力をする
 自然と 家族の気持ちは一つに重なり 互いに思いを語る会話が増える
 運命に重なる心の動きが取れて 病気 事故・災難が消えてゆく
 家族一人一人の心は常に安定し 不安に迷う思いは起こらない

「教え」に気付きを得て
    「真理」に生きる家庭を築く
             努力をする
 自然と 家族の気持ちは一つに重なり
    互いに思いを語る会話が増える
 運命に重なる心の動きが取れて
    病気 事故・災難が消えてゆく
 家族一人一人の心は常に安定し
     不安に迷う思いは起こらない

令和4年5月23日信者心の基勉強会健康編