No. 993

親が出会わせてくれた神
「温かい家庭」を求めて
(埼玉県AO/20代女性/製造業)

神様に手を合わせる両親の姿をまねるように、自分もちょこんと座って祈願していた幼少時代。病弱で、心臓の音がおかしいと言われて検査したり、肺炎で長く入院したりしたこともあります。でも、そのたびに命を救われ、子供ながらに神を信じ、大人になっても手を合わせてきました。

神示教会にも、昔から当たり前のように家族で通っていましたが、正直、冷たく感じる我が家でした。臆病で恥ずかしがり屋。そして、人見知りが激しかった自分…。だから、親にも本音が言えなかったのです。

子供心に求めていた家族だんらん

小学生の頃、ドラマを見ていたら、家族だんらんのシーンが出てきました。「こういう家族になりたいな」。神の教えを真剣に学んだらなれると思い、親に連れられて…ではなく、自分から教会に行くようになりました。勉強会に出て感じたことと言えば、最初は「家族って大切なんだ」「役立つっていいことなんだ」くらいでしたが、中学、高校…と年齢が上がるにつれ、少しずつ気付くことが増えていきました。

自分の心も、親の心も見詰めて

一人が好き。人に興味がない。家族との関わりも面倒くさい。そうやって、人と関わりを避ける心。その自分の心の動きが、仕合せまで遠ざけていくと知りました。学校で人間関係がうまくいかなかった原因は、ここにあると気付きました。その突破口が「家族に心を開く」。私の話を、親はよーく聞いてくれました。「話しても聞いてくれない」と思い込んでいましたが、「話せば聞いてくれた」のです。

何より、「温かい家庭をつくろう」という両親の思いを感じました。昭和のお父さんタイプの父が、ダジャレを言って、みんなを笑わせてくれ、母は私の悩みをいつも聞いて、「つらかったね」「でも、これもいい経験になるよ」などと励ましてくれました。

気付くと、小さなことで大笑いする、明るい家庭になっていました。一人が大好きな私が、この頃、家に家族がいないと寂しくて、この心の変化に驚いています。

性格は変わらなくても…

今は、「素直、正直に人と接する」ことを努力中です。人と話すのが苦手で、人見知りの性格は変わりません。でも、不思議なことに、人間関係で悩むことがほとんどないのです。職場でも、何でこんなに温かく接してくれるのかな…と思うほど、皆さんが支えてくださり、思いに応えてもっと頑張らなきゃ!という気持ちになります。

両親がずっと神にすがってきてくれたおかげで、こんなに仕合せで不安のない人生を歩めていると思ったら、感謝してもしきれません。私も、神の教えをしっかり身に付けて、少しでも周りに良い影響を与えられる、愛あふれる人になりたいです。

――悔いなき人生手にするために 「真理」に生きる家庭を築く――
 「生きる」基なす悟りの心が ここにある
我が任(立場)を知って 家庭で生かしてごらん
 自然と家族の心は まとまり 重なり 会話が弾む
 仕合せの輪が広がり 「六つの花」が芽吹き始める
 「悔いなき人生」手にする人が育つ 家庭の姿が ここにある

――悔いなき人生手にするために
   「真理」に生きる家庭を築く――
 「生きる」基なす悟りの心が
             ここにある
我が任(立場)を知って
        家庭で生かしてごらん
 自然と家族の心は まとまり 重なり
             会話が弾む
 仕合せの輪が広がり
     「六つの花」が芽吹き始める
 「悔いなき人生」手にする人が育つ
       家庭の姿が ここにある

『真実の光・神示 平成25年版』88ページ(中略あり)