いつからだったのでしょう。妻と心が通わないことが増え、つらい日々を過ごしていました。神の教えでは「まず夫婦仲良く」とあるのに、私たちは「まずけんか」。やがて我慢の限界が訪れ、離婚話へ。私が定年を迎えたら別れようと決めたのです。
カウントダウンの中での葛藤
離婚へのカウントダウンが始まる一方で、「このままでは、子供たちに悪い生き方を残してしまう」という不安もありました。そんな折、神の館で職員に言われました。「一行でもいいから、毎日教会図書を読んでみてください。まだ間に合います」。この言葉がとても心に残り、やってみることにしたのです。
とはいえ、読書は大嫌いな私です。本当に一行で精いっぱい。でも、その一行が「自分はできてない」「ここも…」と気付きだらけで、心の中に落ちてきました。
会話は苦手でもできること
自分は何と愚かであったか。仕合せになりたいのに、その第一段階である「夫婦仲良く」をしようともしていないのです。会話が苦手だからと、妻には「こうするから」とだけ伝える自分。逆に言えば「こう思うけど、どうする?」と聞かない自分。本当に妻を大切に思うのなら、妻への感謝があるのなら、伝え方が違っていたでしょう。
会話は苦手でも「共感」はできる。これも教会図書から知ったことです。といっても「そうだね」だけでなく、「そうだね。じゃあ、これはどうなの?」と話を広げる感じです。そうすれば、妻が割と楽しそうに話してくれると気付いたのです。
仕合せな人生を我が子にも
図書に書いてあることを実践してみると、ちゃんとそうなっていく事実。偉そうですが、自分も変われるんだとうれしくなりました。そんなある日、妻に「光輪の儀(結婚記念)を受けたい」と言われた時は本当に驚き、そして泣きました。「ずっと支え合っていこう」と同じ思いを儀式で一緒に誓い、それを子供たちに見せることもかなったのです。
思えば、教会図書をたった一行読んだことが好転の始まりでした。学ぶと人生がうまく回り始めます。不思議と、図書で読んだことと同じ状況が毎日の中に起きてきて、気持ちの向け方が分かるのです。これからの人生も山あり、谷ありと思いますが、支えてくれる妻への感謝を忘れず、「夫婦仲良く」「親子仲良く」頑張ります。
※この方の奥様からの「喜びの声」も、併せてご覧ください。
「心(運命実体)」で生きる人間は 「教え」に生きて 実体を上げるほど
六つの花びら咲き誇り 夢ある日々を歩んでゆける
「教え」が家族の心をつなぎ 会話のある家庭へと導いてゆく
「教え」に生きる家庭には 夫婦の会話 心(思い)の交流がある
自然と家族の気持ちもゆったり流れ
互いに声を掛け合い 「運命」の力に導かれて「生きる」人が育まれてゆく
「心(運命実体)」で生きる人間は
「教え」に生きて
実体を上げるほど
六つの花びら咲き誇り
夢ある日々を歩んでゆける
「教え」が家族の心をつなぎ
会話のある家庭へと導いてゆく
「教え」に生きる家庭には
夫婦の会話
心(思い)の交流がある
自然と家族の気持ちもゆったり流れ
互いに声を掛け合い
「運命」の力に導かれて
「生きる」人が育まれてゆく
『真実の光・神示 平成29年版』30ページ(中略あり)
※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理14』9ページで確認しましょう。