No. 800

夢を諦めた絶望感が消える
私を変えた「家族の愛」(娘編)
(福島県MY/20代女性/パート)

料理が大好きで、調理師になるのが幼い頃からの夢でした。調理師免許を取得した後は、憧れのシェフの系列店に入社。ところが、喜びいっぱいの毎日は、数カ月後に一変したのです。

ある日、貝を食べたところ、アレルギーでアナフィラキシーショックを起こし、救急搬送。遠のく意識の中で聞こえてきたのは、「今夜が山です。会える方を呼んでください」という医師の声。「私、死ぬんだなー」と思ったことを今も覚えています。そんな中、家族は、必死に回復を願ってくれたと聞きました。そして、奇跡的に症状が治まり、やがて退院。でも、本当のつらさはここから始まったのです。

荒れ放題だった自分の心が…

「料理の道は諦めた方が命のため」と医師に言われ、退職しました。料理でたくさんの人を笑顔にして、いつか自分の店を立ち上げて…とずっと思い描いていた夢は、もうかないません。大好きな外食も行けなくなり、友人が減りました。

「生きてる意味ない」とまで思い詰めていた、荒れ放題の私の心。そんな心を180度変えてくれたものが、「生きてくれてるだけでいい」という両親の言葉でした。パティシエの姉はケーキを作ってくれ、農家の祖父母からは、野菜がたくさん届きました。食卓には、私が食べられる物がずらりと並びます。それを家族が「おいしいねー!」と、一緒に食べてくれるのです。食べられない物が増えたのに、食べることがこれまで以上に仕合せ。不思議な心の変化でした。

本当の「夢」を抱いて前進!

その後、結婚し、大切な家族が増えました。夫は、私が食べられる物を見つけると大喜び。義理の両親は、私の好きな果物を送ってくれます。ふと気付きました。「私の周りは優しい人ばかり」と。

前向きになってきた心を、神がさらに後押ししてくれました。神が言われる夢とは、「自分の力を生かそうとする思い」。食の道に進まなくても、人の役に立てることはあるのだから、それを見つけていこうと、心が一気に前進したのです。

今の私にできること…と考えた時、接客が好きと気付き、コンビニでパートを始めました。「笑顔がいいね。会っただけで元気をもらえる」「あなたを目標にしているのよ」と褒めていただくこともあり、それが本当にうれしいです。新商品の掲示作成も担当していて、お客さまが「かわいい!」と言ってくださいます。もともと器用ではないのですが、こんなところでもお役に立てるんだ…と、意外な発見がありました。

「ああ、もう退勤時間になっちゃった」と思うくらい、毎日が楽しくて、充実しています。命あること、周りの支えに感謝して、ずっと神の教えを学んでいきます。

※この方のお母さまの「喜びの声」も、併せてご覧ください。

「教え」を学び 家族との関わりを深める
 自然と「教え」の意味が見えてきて 「人生」なすべきことが鮮明になってゆく
人が「生きる」真の生きがい 家族の愛を感じて「生きる」真の喜び
 有限の時代を「生きる」 今なればこそ味わえる 尊き体験が 「人生」にはある

「教え」を学び
    家族との関わりを深める
 自然と「教え」の意味が見えてきて
  「人生」なすべきことが
        鮮明になってゆく
人が「生きる」真の生きがい
  家族の愛を感じて「生きる」
    真の喜び
 有限の時代を「生きる」
  今なればこそ味わえる
    尊き体験が 「人生」にはある

『真実の光・神示 令和2年版』106ページ(中略あり)