「帰れ!」と怒鳴る上司に腹を立て、仕事を放り出して帰る。私はそれほど短気な人間でした。パニック障害もあるため、体が疲れやすく、長時間働けません。しまいにはクビになってしまいました。
その後は、年老いた父親の農業を手伝う日々…。「やっぱり再就職したい」と思いましたが、悶々(もんもん)と考えるばかりで、生きがいのある職場など、見つからないままでした。
変わり始めたきっかけは…
そんな時、偉光会館の職員から、「本当に働きたいなら、面接で事情は誠実に話しつつ、会社のために精いっぱい頑張りたい気持ちを伝えるといいですね」と言われ、ドキッとしました。私は、できないことがあると、病気のせいにして、「精いっぱい」この気持ちが皆無だったのです。
「とにかく頑張りたい」と祈願して臨んだ面接で、不思議と採用が決まりました。スーパーでの接客です。「働く場所を与えていただいた」。これまでになかった「感謝」の心が生まれていました。
「楽しい」と感じる心に
ところが、レジに入っていても、なぜか私の所にはお客さまが並びません。イライラカッカせず、「何でかな?」と、自分を振り返ることができたのも不思議。そして、このことが、仕事への姿勢を変える、大きな転機となったのです。
慣れない仕事の緊張から、声掛けは事務的、笑顔もなし。暗い雰囲気を醸し出していたと気付きました。「気持ちよく買い物していただけるように」「笑顔で、丁寧に、穏やかに」一つ一つ祈願して向き合うと、お客さまからもニコッと笑顔が返ってきます。「こんにちは」と挨拶を交わすだけで楽しい。「バイバーイ」と言ってくれる子供に、「バイバイ」と手を振り返すのも楽しいです。中には、ぶっきらぼうなお客さまもいますが、「買うてくれる立場の人やけん」と短気が出ません。どんどん心が強くなってきたと、自分でも感じるようになりました。
これまで味わえなかった喜びが
ある時、店長から「頼みたいことがあるんやけど、ええか? サービス残業になるけど」と声を掛けられました。「はい!」と即答する私は、かつての自分とはまるで別人。先日は、「ナイトマネージャーに考えているから」と言っていただきました。「働ける」喜びだけでなく、「求められる」喜びまで頂いていることに感謝です。
今の自分は、全てに「感謝」と感じます。命があること、神と出会えたこと、両親がいてくれること…。気が付くと、パニック障害の発作も出ていないのです。自分の悪い点が見事に消えてゆく不思議さ。感謝の心が、人生を180度変えてくれました。
「心(運命実体)」で生きる人間は
我が「力(運命)」を世(社会)に奉仕せんとする「思い」を強くするほど
心明るく 「夢」を持って「日々(人生)」歩んでゆける
気持ちは安定し 体も力強く動くのである
人との出会いを大切に 縁を深める生き方をする
自然と「力(運命)」みなぎり 不安に迷う心の動きは起こらない
「真理」に生きて 「真の健康」手にする人と成る
「心(運命実体)」で生きる人間は
我が「力(運命)」を
世(社会)に奉仕せんとする
「思い」を強くするほど
心明るく 「夢」を持って
「日々(人生)」歩んでゆける
気持ちは安定し
体も力強く動くのである
人との出会いを大切に
縁を深める生き方をする
自然と「力(運命)」みなぎり
不安に迷う心の動きは起こらない
「真理」に生きて
「真の健康」手にする人と成る
『真実の光・神示 平成23年版』143ページ(中略あり)