No. 791

「もう辞めたい」が一変
自信にあふれた心へ!
(宮城県TS/20代男性/保育士)

「もう辞めたい」。約2年前、保育士3年目の私は、毎日こんな気持ちでした。

たった一日で急変した態度

子供たちはかわいいし、仕事自体はやりがいいっぱい。しかし、職員間では日々悪口が飛び交います。子供たちには「お友達と仲良くしようね」と言いながら、それを大人ができていないなんておかしい、筋が通っていないと思うようになりました。

そんな毎日に嫌気が差し、ある日、職場でぶっきらぼうに挨拶してしまいました。そこから全てが一変。「何、あの態度」と、私が悪口の標的になったのです。ずっと頑張ってきたのに、たった一日で地に落ちた信頼。ご飯が喉を通らず、眠れなくなりました。

見えてきた悩みの原因

うつ病と診断され、休職することになった私を、家族が支え続けてくれました。どうしてこんなことになったのか…。答えを求めて、真剣に学び始めた神の教え。私は、相手を受け入れる「心の器」が小さかったのだと思います。一度「それはおかしいんじゃないか」と感じると、批判の心でいっぱいに。だから、若手としての、先輩方への正しい関わり方ができていなかったのです。

友人たちの励ましも支えになり、少しずつ心が変わってきました。「もう一度、同じ職場に戻りたい」。医師やカウンセラーの先生には驚かれたものの、「ずっとこの仕事を続けるためにも戻りたいんです」と、力強く言えたのです。

2カ月で職場復帰がかない、ありがたいことに、職員にも、子供たちにも「待ってたよ」と言っていただきました。休職中、私の穴を埋めてくれたのは、一番苦手だった先輩でした。神が、向き合うチャンスを下さったと思い、勇気を出してお礼を伝えました。そうして会話をしていく中で、「先輩は自分を気に掛けてくれていたんだ」と、心の器が広がったのです。

恩を返せる自分を目指して

程なくして、年度末の人事異動があり、今は別の職場で働いています。でも、以前のような「辞めたい」という気持ちは全く出てきません。職員同士、意見が食い違うことがあっても、それを受け止める「心の器」ができたからだと思います。毎日「あれをやろう」「これもできる」と、取り組めることが次々見つかって、体が一つでは足りないほど充実しています。

今回、つらい思いをしましたが、たくさんの人に支えてもらった分、「ありがとう」をいつも忘れずにいたいです。そして、これから出会う人たちにも、たくさん「ありがとう」を伝えられる自分になりたいと思います。「もう何があっても大丈夫!」今はそんな自信でいっぱいです。

人生は 出会いを重ね 良くも 悪くも 流れを生み出し 成長してゆく
神が示す教えは「真理」 人 物との出会いを深める心を育てる
 ゆえに 「教え」を学び 身に付け 愛ある心の人を目指すこと
 ますます出会いは深まり 広がり 奉仕に「生きる」心が引き出されてゆく

人生は 出会いを重ね
  良くも 悪くも 流れを生み出し
    成長してゆく
神が示す教えは「真理」
  人 物との出会いを深める
    心を育てる
 ゆえに 「教え」を学び 身に付け
    愛ある心の人を目指すこと
 ますます出会いは深まり 広がり
    奉仕に「生きる」心が
      引き出されてゆく

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』17ページ(中略あり)