3カ月ほど前、右手の甲を打って、整形外科を受診した時のことです。「手は打撲ですが、人さし指の骨に腫瘍が見つかりました」。ぼうぜんとする私に、医師は「すごい偶然ですね」と不思議そうに言いました。
「自分を見詰める時間」から…
思い返すと、不思議はずっと前から続いていました。少し前には頸椎(けいつい)症を患い、痛み止めを服用しないと、立ち上がれないほどの激痛でした。ほとんど動けなかったこの期間が、図らずも「自分をじっくり見詰める時間」になりました。
教会図書を読む中で、「夫に頼れない。だから、私がやらなければ」。この思いが何かと付いて回っていると気付きました。それを祈願し、修正に努める毎日。少しずつ頸椎症も良くなってきたのと同じタイミングで、今回、腫瘍が見つかったのです。
少しずつ引き上げられる心
手術することになったのですが、「指がなくなったら…」「美容師の仕事ができなくなったら…」と最悪の考えがよぎります。しかし、不思議とすぐに「夫がいるから大丈夫」と前向きになれました。
夫は、検査にも手術にも、ずっと付き添ってくれました。夫が隣にいてくれる安心感は絶大です。手術を終え、医師に「悪性ではないようです」と言われた時、ふっと和らいだ夫の表情を、見逃しませんでした。本当は、私以上に、私のことを心配してくれていたに違いありません。
おかげさまで手の状態も良くなり、仕事に復帰できました。時折ムクムクと顔を出す「夫を頼れない」欠点。でも、そこにすぐ気付けて祈願できるのが、以前の自分とは違うところです。夫が「俺がやるよ」と家事を手伝ってくれ、「ありがとう」と素直に甘える私。これまで「頼らなかった」から、夫の良さが「見えなかった」だけ。神は、私にたくさんの気付きを下さいます。
振り返ってさらに深まる感謝
今思えば、頸椎症をきっかけに、私なりに「神の教えに生きよう」と努力してきた姿を、神はご覧くださっていたのだと感じます。だから今回、不思議と腫瘍が見つかる方向へと、心を導いてくださったように思えてなりません。身内との縁も深まりました。夫はもちろん、義姉もとても心配してくれていたのです。その思いを聞いた時、心から感謝が込み上げました。
夫に「あなたの明るさに、すごく救われてる」と言うと、満面の笑みを浮かべていました。その笑顔を見て、さらにうれしくなります。感謝心が薄い私に、神が、その大切さをしっかり教えてくださっているかのようです。「神の教えに生きる」これからもしっかり意識していきます。
「教え」が信者の心(人生)に 真の健康を引き出す
心は ますます愛に満たされ 潤い 感謝の思いに包まれてゆく
真の健康を知り 手にするために
家族で「教え」を学び 「真理」で関わりを深めるべし
「教え」が信者の心(人生)に
真の健康を引き出す
心は ますます愛に満たされ 潤い
感謝の思いに包まれてゆく
真の健康を知り 手にするために
家族で「教え」を学び
「真理」で関わりを深めるべし
『真実の光・神示 令和3年版』53ページ