No. 675

「一生無理」から脱却!
仕合せで満たされる感覚
(福島県MW/60代男性/会社役員)

医療機関の職に就いて30年余り。俗に言う「仕事の鬼」で、役職も頂き、これまでの知識と経験である程度できてしまう…、そんな自信もあったように思います。上司から指示を受ければ、良い報告ができるように動き、実際成功へと導いてきました。しかし、なぜか「心が休まらない感覚」があるのです。

仕合せへの第一歩を知って

ある時、神示教会から届いたメールマガジンの内容が目に留まりました。そこにあったのは、「家族で教えを学ぶ大切さ」。といっても、私は熱心な信者ではなく、勉強会には妻に誘われて仕方なく行く…という状態。でも、ふと教会書籍を読んでみようかな…と心が動き、家族を誘うと快諾してくれ、音読会をすることになったのです。

「夫婦仲良く」が仕合せへの第一歩。目にした瞬間、「それは一生無理」と思いました。「外で一生懸命働くのが夫の務め」と信じて疑いもしなかったこの30年。家では必要なこと以外、妻と会話していなかったからです。

あらためて、妻との会話を思い返せば、「分かった、分かった」「それでいいよ」と答えていた自分。決して受け流すつもりはなかったものの、「妻の気持ち」を分かろうとしてこなかったと気付いたのです。本当に寂しい思いをさせてきてしまった…と申し訳なさが募り、ここから挽回しようと心を決めました。

「夫婦仲良く」ができると…

妻の話を最後まで聞いて、理解しようと「努める」。これが「夫の務め」と思いました。徐々に夫婦の会話が増え、家庭の空気が温かくなってきたな…と感じるのと同時に、とあることに気付いたのです。心が満たされている! 「一生無理」と思っていたはずの「夫婦仲良く」は、気張らなくてもできました。しかも、それは神の教えのとおり、仕合せに直結していたのです。

仕事でも、交渉を成功させることを考える前に、相手は何を望んでいるのか。どうすれば、お互いに良い方向に持っていけるか。「相手の気持ち」を考えるようになりました。交渉が終わった時に味わう、縁が深まった感覚…。そこにも、何とも言えない仕合せを感じました。

最近、悩んでいる部下や他部署の社員が、私の所に相談に来るようになりました。アドバイスして、その方の笑顔が見えたりすると、自分も猛烈にうれしくなります。これも仕合せです。「心が変わって、人生が変わっていく」ことを実感する毎日。心が仕合せで満たされています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

人は 「真理」に悟りを得るほど
    「運命」の力が引き出され 多くの出会いが生きるのである
家族の心(運命)を重ねるために
    家族一人一人が「教え」を学び 「教え」に生きる努力をする
 自然と 家庭に会話が生まれ 心休まる家と生(な)ってゆく
互いを思い 心(愛情)をかけ合う家庭に
    人の心(運命)は磨かれ 奉仕に生きる人を育てる

『真実の光・神示 平成30年版』106ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

人は 「真理」に悟りを得るほど
  「運命」の力が引き出され
    多くの出会いが生きるのである
家族の心(運命)を重ねるために
  家族一人一人が「教え」を学び
    「教え」に生きる努力をする
 自然と 家庭に会話が生まれ
    心休まる家と生(な)ってゆく
互いを思い
  心(愛情)をかけ合う家庭に
    人の心(運命)は磨かれ
      奉仕に生きる人を育てる

『真実の光・神示 平成30年版』106ページ