No. 522

流れに乗って生きる
確かな軸がある安心感
(京都府MA/60代男性/無職)

先月、43年間勤めた銀行を退職しました。教会の十教訓と、最新の神示が学べる『友輪』に支えられた年月でした。

やりがいが持てたのはなぜ?

私は本来、たくさんのことができるタイプではありません。しかし、営業という仕事と出会い、不思議と良さが生かせたと思っています。

いつも十教訓が指針でした。おかげで、何事もうまく運んだと言い切れます。「和合に努めよ」「人を裏切るな」と常に意識し、実践に努める中で、もめていた場がまとまり、「あなたのおかげ」と言われる体験を何度もしたからです。

特にこの10年ほど、金融の世界の変動は大きなものがありました。でも、『友輪』を読むと、変動の「なぜ?」が見えます。ですから、いつも持ち歩き、折に触れて読み返すのが習慣でした。「世界は調和に向かって流れている」など、神の教えで見えないものが見え、「人の努力には限界がある」ことに気付けただけで謙虚な心になれました。

家族に恩を返したい

60歳で定年を迎えたものの、ありがたいことに「引き続き力になってほしい」と、再雇用していただきました。若い人を見て気をもむこともありましたが、教えにもある「見守る心」を意識しました。口を出し過ぎず、一方求められたら惜しみなく伝えるなど、自分の立場に合わせた関わりを心掛けたのです。「この年になっても自分を頼ってくれる人がいる」というのは、本当にありがたいことと感じました。

このたびも、もう一年働いてほしいと声を掛けられました。しかし、高齢の母の介護と、腰を悪くした妻のことがあり、夫婦で話し合って退職を決めました。これまで社会で活躍できたのは、妻が支えてくれたからです。今後は、自分が支える番と思っています。

一番の仕合せがつかめた!

妻が腰の手術で一カ月入院した時は、恩返しのつもりで妻に尽くせてうれしく思いました。働いて報酬を得る行為だけが仕事ではなく、人の役に立つことは全て仕事形は違っても、家の中で家族のために、できることがあるのが仕合せです。

この年になって思うのは、神の教えを軸に過ごせば、絶対的な安心感の中で、自然と良い流れに乗って生きられるということです。人生の完成に向けて、ますます心に磨きをかけていきます。

神示で確認 「喜び」の仕組み

仕事とは 生活を守るために働くことではない
真の仕事とは 「運命」が導く心が 働く気持ちに転化して形となるもの
 会社の仕事とは 我が「力(運命)」を組織のために奉仕する
 家庭の仕事とは 我が「力(運命)」を家族のために奉仕する
 時と所と立場をわきまえ 奉仕心で生きるところに 
    「仕事の心」が体現できるのである

『真実の光・神示 平成25年版』13ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

仕事とは
  生活を守るために働くことではない
真の仕事とは
  「運命」が導く心が
    働く気持ちに転化して
      形となるもの
 会社の仕事とは
    我が「力(運命)」を
      組織のために奉仕する
 家庭の仕事とは
    我が「力(運命)」を
      家族のために奉仕する
 時と所と立場をわきまえ
  奉仕心で生きるところに 
    「仕事の心」が
      体現できるのである

『真実の光・神示 平成25年版』13ページ(中略あり)