No. 483

孤独を感じてきた人生
私が味わった心の奇跡
(兵庫県SY/30代男性/製造業)

小学生の頃から、孤独を感じてきました。みんなが楽しそうにしていても、自分は会話が弾まず蚊帳の外。おまけに勉強は大の苦手で、「俺はずーっと一人なんだろうな」と思っていました。

高校生で就職を考える時期になっても、どの職業が合うか分かりません。そんな時、兄が「向いてると思うよ」と勧めてくれたのが製造の仕事です。まずはバイトから始めました。機械を動かしたり、細かい作業をしたりするのは殊の外面白く、初めて得意分野を見つけた気がしました。

ガクッと落ちた気持ちが…

そのまま就職を決めましたが、現実はそう甘くありませんでした。当時、リーマンショックで景気が落ち込み、仕事は週2日。出勤しても担当外の仕事ばかりで、気持ちも技能も付いていけませんでした。

「こういう時こそ悩むんじゃなくて、学ぶ時だよ」母のひと言で、初めて真剣に神の教えを学び始めました。「とにかく目の前のことを集中してやろう!」ガクッと落ちた気持ちが、ぐっと上向きに変わりました。神の教えってすごい! 要らない心を吸い取ってくれるスポンジのようだと思いました。それまで親に誘われて学んでいた「友輝会」も、自ら求めて出席するようになりました。

神からもらった「前向きな心」

自分でも本当に頑張ったし、成長できたと思います。最近、それを強く実感した出来事がありました。コロナのワクチンを運送する車の、モーター製造の依頼が大量に入ったのです。リーダーから、「君たちに一番難しい工程を任せたい。大変やけど頑張ってくれるか」と言われました。

自分の仕事で大勢の人に安心を届けられる。命の救いに携われる。そして、あれほど孤独だった自分が、人から頼られている。それがありがたくて、うれしくて、力が湧いてきました。周りから、「やっとれん」「あーしんど」という不満が聞こえてきても、心は全く揺れませんでした。

「俺らの仕事で困ってる人を助けようや。俺らに任せとけ!って気持ちで頑張ろうや」毎日、この思いがあふれ出てきます。ずーっと独りぼっちだった私が、自分から同僚に声を掛け、誰とでも縁を深めている…。信じられない奇跡です。

友輝会で学び続けた成果

リーダーから、「君は、頼んだら快く仕事を受けてくれる。しかも、ただ頑張るんじゃなくて、不良が出ないように頑張ってくれる」と言っていただきました。その時、思いました。「任せたい」と言われ、「任せてください」と返せる自分になれたのは、友輝会で学び続けたおかげだと。神の教えは、私に「自信」という心の宝物をくれたのです。

30歳になったので、友輝会で学ぶのは今年で最後。私に「学ぼう」と手を差し伸べ、いつも気に掛けてくれた家族に、本当に感謝しています。私は、孤独ではありませんでした。人から思ってもらえるのは、当たり前ではない…。だから、今度は私が人の心を大事にできる人、助けられる人になりたいです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

真実「生きがい」を体験したとき 人間は皆 「人生」に自信が持てる
「教え」を心(人生)の支えに 「生きる」努力をする
 自然と人生のあるべき姿(正道)が見えてきて 「心」は安定し 迷いが消えてゆく
 「心」に相手を思う「誠」が芽吹き 信頼 情愛 共感が 出会いを深める

『真実の光・神示 平成30年版』178ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

真実「生きがい」を体験したとき
    人間は皆
      「人生」に自信が持てる
「教え」を心(人生)の支えに
    「生きる」努力をする
 自然と人生のあるべき姿(正道)が
    見えてきて
      「心」は安定し
        迷いが消えてゆく
 「心」に相手を思う「誠」が芽吹き
    信頼 情愛 共感が
      出会いを深める

『真実の光・神示 平成30年版』178ページ(中略あり)