No. 484

信者となって1カ月
神の懐にすっぽり包まれて
(京都府SH/70代女性/主婦)

2月、私は夫と一緒に信者籍を置かせていただきました。

『心の旅路』との出会いから…

「苦しまずに人生を終えたい」私の願いでした。今年に入り、膵臓がんのステージⅣと宣告されたのです。「世の中、どうにもならないことがある。仕方ない」と諦めながらも、「なぜ私だけ?」と思う自分。ふと「親友に話を聞いてもらおう」と思いました。彼女は「教会へ行こう」と優しく誘ってくれました。

教会に行くまでの期間、親友がプレゼントしてくれた『心の旅路』を読みました。冒頭にがんのステージⅣの方の体験談。不思議でした。そこから驚きの連続でした。どの方もジタバタしていない。「病気のおかげで今がある」と言う人さえいる。すごいな。私もなれるかな…。いや、なりたい! 心を決めました。

なぜ、夫婦で信者になるのか?

神の館の職員に、「夫婦で信者になって、これからの人生を神と生きてほしい」と言われました。「私一人じゃ駄目ですか?」と聞くと、「『なぜ私だけ?』その理由に二人で気付いて、二人で歩んでいきましょう。一人で生きてきた人生でも、一人で生きる人生でもないのですから…」と。一つ一つの言葉が、心に深く刺さりました。

最後に「教会図書を読んで、『そうだな』と思ったら、すぐお越しくださいね」と言われ、帰って夫と図書を読みました。夫は緑内障で見えづらい目で早速読んでくれ、こう言いました。「ほんまにそうやな」。

私も、50年もの過ちに気付きました。仕事の成果を語る夫に「すぐ自慢して!」と腹を立て、子供には思いを押し付けていました。長年の心の汚れが、一気に洗われていく思いでした。その日は、食べられなかった食事がおいしく頂けて、夜もぐっすり眠れたのです。次の日、私たちは夫婦で信者になりました。

見えてきた生き方の間違い

毎日『友輪』や図書で学ぶほど、常識を「正しい」と思い込み、それを振りかざしていた自分が見えてきます。生き方を変えたいと思い、夫に「私の悪いところを教えて」と頼みました。夫は私に配慮しながら、「夫婦で歩み寄って、一つの心で家庭をつくりたかった。でも、何か言うとすぐ怒るので言えなかった」と話してくれました。初めて知った夫の心の内…。「本音を言ってくれてありがとう」という思いと、「ずっと我慢させて申し訳なかった」という反省しかありませんでした。

その日から私が意識しているのは、「腹立て」を直すことです。ずっと分かっていましたが、改善する努力をせずにここまで来てしまいました。がんになったのは、その生き方の結果だと分かります。

1カ月で神が下さったもの

「おまえを助けたい」「一緒にやっていこう」と言ってくれた夫の愛に気付けた今、「苦しまずに終わりたい」と願う自分はもういません。「できる限りの命を頂いて、家族や周りの方に誠を尽くしたい。元気になって、絶対に恩返ししたい」と、心の底から願う私がここにいます。

わずか1カ月で、神は私に「生きる希望」を下さいました。そして、家族の存在がいかに私の心を守ってくれるのか…、ずっと見落としていたことに気付かせてくださいました。「なぜ私だけ?」その思いが、「がんになってよかった」という感謝に変わっています。今、この瞬間に頂いている命を大切に、神を心から信じ、神の懐にすっぽり包まれて生きていきます。

神示で確認 「喜び」の仕組み

人のあるべき心の姿を教えん
 この世は 神の手の中 万物全ての命(運命)がつながり 巡っている
人間も 神の手の中 運命を重ね 補い合って 生きる定めにあるもの(存在)
家族で「教え」を学び 「真理」で「心」重なる家庭を築いてごらん
 運命の力が重なる家庭が いかに家族の人生を守る環境か
 神の手の中 心(運命)導かれる家庭が いかに大切か 体験できる

『真実の光・神示 令和2年版』133ページ(中略あり)

神から命を頂いて歩む人生は、有限です。しかし、永続する魂は、いつかまた巡りきます。そのようなこの世の仕組みの中、人は、本来、神から授かった生命力、運命の力を発揮し、互いに補い合って生きる存在なのです。
神の教えを学び、心を重ね合う大切さに気付くことができた時、温かい家庭が、家族一人一人の人生を大きく守っていきます。今からでも、決して遅くはありません。神の愛に包まれて、希望の枯れない日々を送れることでしょう。

神示で確認 「喜び」の仕組み

人のあるべき心の姿を教えん
 この世は 神の手の中
  万物全ての命(運命)がつながり
    巡っている
人間も 神の手の中
  運命を重ね 補い合って
    生きる定めにあるもの(存在)
家族で「教え」を学び
    「真理」で「心」重なる家庭を
      築いてごらん
 運命の力が重なる家庭が
    いかに家族の人生を守る環境か
 神の手の中
    心(運命)導かれる家庭が
      いかに大切か 体験できる

『真実の光・神示 令和2年版』133ページ(中略あり)

神から命を頂いて歩む人生は、有限です。しかし、永続する魂は、いつかまた巡りきます。そのようなこの世の仕組みの中、人は、本来、神から授かった生命力、運命の力を発揮し、互いに補い合って生きる存在なのです。
神の教えを学び、心を重ね合う大切さに気付くことができた時、温かい家庭が、家族一人一人の人生を大きく守っていきます。今からでも、決して遅くはありません。神の愛に包まれて、希望の枯れない日々を送れることでしょう。