No. 1356

2度のがんで気付いた
人生で見落としてきたこと
(横浜市MS/60代女性/主婦)

神示教会との出会いは、35年ほど前。29歳の時でした。妊娠しづらい体と分かり、子供が大好きだった私は、「我が子を授けていただきたい」と願って信者籍を置いたのです。振り返ってみると、その後は、多少のことはあっても順風満帆な人生でした。 

子宝にも恵まれ、この仕合せがずっと続くものと思っていた頃、突然患った乳がん。心をお守りいただき、無事に乗り越えたものの、昨年は子宮頸(けい)がんを発症。2度もがんを経験するとは…。神の教えを学んできてはいましたが、何か大切なことを見落としている? そこに気付きたいと思ったのです。 

朝起きると配信授業を学び、公式サイトの「喜びの声」もすぐチェック。「アッ、私と同じ!」と、どれほど発見があったか知れません。 

気付いたことは、即実践へ!

夫は優しく、静かな人。それをいいことに、私は言いたい放題だったのです。ろくに話も聞かずに、「でもね」とすぐ否定。「健康な家庭をつくる心」が足りなかったことを痛感しました。

「家族のためにも元気になって、良い妻になる」。夫が話すことに「そうなの? それでどうなの?」と相づちを打ち、会話を深めていきました。会話が長くなったな…と感じながら、あることに気付きました。 

夫が、すごく頼りになるのです。私は根っからの心配性ですが、夫と話していると、視野が広がっていくのを感じ、心が楽に。それに夫は、リンパ節を取って重い物を持てない私の代わりに、洗濯物を運んでくれたりもします。今までの私なら、「そこに置いといて」と言うだけでしたが、今は、心から「ありがとう」と。「夫がいてくれて安心」。この思いで満たされています。 

家庭にも体にもうれしい変化が

自分の心の変化とともに、体調にも変化が出ました。手術前の自己採血はスムーズで、「こんなに早く終わる人は、あまりいませんよ」とのこと。手術が無事成功し、その後の尿管カテーテルも、心配をよそに不快感がなく、排尿障害も全くありませんでした。これには、医師も驚いていたほど。「病棟の中で一番元気な人」と言われ、神のご守護を感じ、感謝心でいっぱいになりました。 

退院した今も、体調は安定。そして、うれしい変化がもう一つ。私の心が変わると、何と娘の心も変わったのです! これまで反抗期なのか、煙たがっていたのに、最近は、夫の好きな野球観戦に誘うなど、一緒に出掛けています。父娘でいろいろな話をしているようで、夫がうれしそうに報告してくれました。 

娘は反抗期だったわけではなく、私自身の夫に対する態度と、そっくり同じ態度を取っていただけ…でした。夫婦だけでなく、親子の会話も増えた今の我が家は、ほんわか温かいです。神の教えを学べること、祈願できること、心を変えられること…。「信者で良かった」と心底から思います。

――仕合せの基は 和のある家庭――
 夫婦で「教え」を学び 「真理」に生きるほど
    親子の会話は増えて 「六つの花びら」咲き誇る家となる
 ――「真理」で触れ合うほど 人間は 互いの実体を高め合う心(愛心)が芽吹く――
 実体は修正され 運命の力は磨かれ 心(魂)休まる家となってゆく

――仕合せの基は 和のある家庭――
夫婦で「教え」を学び
      「真理」に生きるほど
 親子の会話は増えて
  「六つの花びら」咲き誇る家となる
――「真理」で触れ合うほど 人間は
    互いの実体を高め合う
       心(愛心)が芽吹く――
実体は修正され
  運命の力は磨かれ
    心(魂)休まる家となってゆく

『真実の光・神示 令和2年版』60ページ

※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『生命の歩み』84ページで確認しましょう。