No. 1354

4回目のがん宣告…?
心が変わって、影が消えた
(北海道NT/60代女性/主婦)

これまで3回の肺がん宣告。いずれも早期発見ということもあり、転移もなく、治療は大変でしたが、今では除雪作業だって平気でこなせるほど元気です。 

宣告されるたびに、神の教えで心を見詰め直す。気が強く、傲慢(ごうまん)な自分に気付き、少しずつ修正できたと思っています。最近は夫婦げんかもほとんどなく、穏やかな日々に感謝を深めていた…、そんな矢先のことでした。 

定期検診で、「リンパ節に影がある。数カ月前から成長していて、転移かもしれないから、急いで精密検査を」と言われたのです。「大動脈や食道のそばだし、どう治療すればいいか…」「頭に近いから、転移するかも」と頭を悩ませる医師。これまでとは違う深刻さに、不安が押し寄せました。 

職員のひと言が転機に

すぐ家族に連絡し、「とても不安で悲しいの」「支えてほしい」と伝えました。初めて口に出せた私の本心。みんな話をしっかり聞いて、「絶対支える」と心強い言葉をくれました。ところが夫は、「検査したから見つけてもらえた。良かったじゃないか」と言うのです。「良かった? もうあんなつらい治療をしたくないのに!」と、反抗してしまいました。 

あまりに悲しく、教務相談を受けました。すると、職員から言われたのです。「ご主人が、その言葉をどんなに考えて言ってくれたか分かりますか?」。ハッとしました。私が前向きに捉えられるように、「夫なりに精いっぱい考えて伝えてくれた言葉」。感じ方が180度変わったのです。 

不用意に傷つけていた自分

がんを宣告された時、これまでは家族に「心配してくれるのはうれしいけど、私は神に心を守っていただいているから大丈夫」と言ってきた私です。そんなつもりはなくても、突き放すような言葉に、どれほど寂しい思いをさせたでしょうか…。 

夫が、「おまえはいつも俺の言うことを聞いてくれない」と言っていたのも、私の不用意な発言に傷ついていたのだと思います。「何で? お父さんの望むように暮らしているのに」と反論していた自分が情けなく、涙ながらに夫に謝りました。 

心の変化に神のお力を感じて

大きく大きく変わった私の心。「どんな治療でも、家族と一緒なら乗り越えられる」と、心に力がみなぎってきました。この変化こそ、まさに神のお力と感じたのです。 

その後、精密検査を受け、結果を聞きに夫と病院へ。すると医師は、「信じられない。何の影もない。間違いなく育っていたのに」と、首をかしげながら言うのです。神のお力に打ち震えながら、「生き方を反省するきっかけを頂きました」と感謝を伝えました。 

神の願いは、私たち人間が悔いのない人生を歩むこと。そのために、私にはまだまだやり残しがあることに、今回の出来事で気付きました。家族の愛を感じ取り、返せる自分に。感謝を忘れない自分に。心新たに歩み出した私の人生です。 

健康は 家族に愛情をかけ 仕合せを求め合う家庭で生まれる
 心が豊かになるほど 体調も整い 心身ともに守られる
 「教え」で関わる家庭を 家族で築く思いを強く持つ
 自然と 「教え」が家族の思いを一つに重ね 何でも話せる家庭と成ってゆく
真の健康を手にする極意を知って 「真理」に生きる信者であれ

健康は 家族に愛情をかけ
   仕合せを求め合う家庭で生まれる
 心が豊かになるほど
   体調も整い 心身ともに守られる
 「教え」で関わる家庭を
      家族で築く思いを強く持つ
 自然と
  「教え」が家族の思いを一つに重ね
    何でも話せる家庭と成ってゆく
真の健康を手にする極意を知って
     「真理」に生きる信者であれ

令和5年8月23日 信者心の基勉強会 健康編(中略あり)