No. 1357

「夫婦っていいね」
初めて味わった喜び
(静岡県II/50代女性/保育士)

「夫婦っていいものだね」。お酒が入っていい気分になった夫が言った言葉です。涙が出てきました。 

心が通い合わない苦しさの中で

結婚してからというもの、5人の子育てで目まぐるしく過ぎる毎日。そんな中で父の事業が行き詰まり、母が若年性のアルツハイマー病に。さらに父は、脳梗塞と心臓病も発症。母には寄り添えても、苦労させられた父には、支える気持ちになれなかったのが、正直なところでした。 

その苦しみを、夫にも話せなかったのです。夫は教員で、土日は部活で家を空けることが多く、平日も夜遅く帰宅。子育てのことを相談しても、親身に聞いてくれず、なかなか行動に移してくれません。「神の教えでは会話が大事と学んでいるのに!」と、悶々(もんもん)とする日々。考えても考えてもどうにもできず、胃を悪くして病院通いに。「夫婦としてもう駄目かな」とまで、思うようになっていたのです。 

深まっていく感謝の気持ち

やがて母を見送り、すっかり元気をなくした父は、それまで以上に神を求めるようになりました。私も神の教えに触れ、少しずつ変わり始めた心。父を誘い、私たち家族と偉光会館に行くなど、縁が深まっていったのです。やがて父を見送った時には、憎しみはすっかり消え、感謝の思いに変わっていました。 

気が付くと、夫にも感謝の思いが湧いてくる…、そんな私になっていた不思議。仕事が大変な中でも家事を頑張ってくれる。私と一緒に父に寄り添ってくれた。たくさんの感謝を「ありがとう」の言葉にして伝えました。いつもは夫の背中に話し掛けていた感じでしたが、近くに行って、顔を見て…。夫は私のひと言、ひと言をしっかり受け止めてくれ、心の距離が近くなった気がしたのです。その後、夫は、「おまえが優しくなったから、本音が言える」と、仕事のことなどを打ち明けてくれるようになりました。 

そんな中で、夫がポロリとこぼした「初めて思った。夫婦っていいものだね」。「こんなことを言うつもりはなかったけれど、言っちゃったよ」と笑っていました。まさかこんな日が来るなんて…、この神を知らなければ絶対に味わえなかった奇跡です。神に出会わせてくれた両親にも、感謝が湧き出てきます。家族と穏やかに過ごせる今、この瞬間を大切に生きていきます。

夫婦 親子で 「教え」を学ぶ
 思い(心)は一つに重なり 迷う思いは消えてゆく
一日一日 「教え」に生きて 感謝・報恩の心を欠いてはいけない
 感謝の思いが 「生きる」心を強くする
 出会いの全てを 感謝の思いで受け止め 奉仕で返す
 そこに 「心」明るく 強く 生きられる
自然と気持ちは流れ 家族の愛に「心」包まれる

夫婦 親子で 「教え」を学ぶ
 思い(心)は一つに重なり
        迷う思いは消えてゆく
一日一日 「教え」に生きて
  感謝・報恩の心を欠いてはいけない
 感謝の思いが「生きる」心を強くする
 出会いの全てを
     感謝の思いで受け止め
             奉仕で返す
 そこに
   「心」明るく 強く 生きられる
自然と気持ちは流れ
      家族の愛に「心」包まれる

『真実の光・神示 令和4年版』121ページ(中略あり)