(佐賀県NT/60代女性/主婦)
一昨年、熱中症による激しい頭痛に襲われた時のこと。念のため受けた検査で、数カ所の脳梗塞の跡が見つかったのです。脳全体が萎縮していて、目が見え、耳が聞こえているのが当たり前ではない状態と言われ、ただただ驚きました。
心が重なっていない姿が
その後、頭痛は治まりましたが、がんを2度経験している私は、先々が不安になって教務相談へ。そこで教わったのは、病気を引き込まないためには、夫婦で心を重ね合わせて家庭をつくること。がつんときました。心が重なっていない!と思い当たることが、次々浮かんできたからです。
夫は短気で、怒り出すと止まらない人。こういう人だから…と諦めていました。それに、私自身、周囲には良く見られたくていい顔をしても、夫には皮肉ばかり。神は、“家族を大事に”と言われるのに、私は外づらばかり繕って、仕合せとは真逆の生き方をしていたのです。今こそ自分が変わらなくては! 「これからは夫に向き合っていこう」と決心しました。
夫の長所が次々に見えて
真剣に教えを学び直し、夫に寄り添えるように祈願し始めたら、何とも不思議。なぜか夫の気持ちに目が向くのです。すぐにイライラするのは、私が心の中で反発するから? 口数が少ないのは、私が夫を分かろうとしないから? いかに夫をぞんざいにしてきたか、申し訳ない思いになりました。
すると今度は、夫の長所が次々見えてきました。入院中、片道数時間かけて毎日お見舞いに来てくれたこと、靴の手入れにもこだわるほど物を大切にすること、出掛けるときは必ず声を掛けてくれること。こまやかな配慮や優しさがたくさん伝わって、夫に対する先入観やトラウマが流れていったのです。
夫婦ってこれでいいんだと…
夫を大切に思うほど、妻として何ができるだろうという気持ちになりました。好きな物をおいしく食べてもらいたくて、味付けを工夫。すると、食事の支度も、日課の一つではなく、弾んだ心でできるのです。夫が私の運動不足を心配して始まった散歩は、二人で同じ景色を見て、一緒に仕合せを感じる時間となりました。
以前のように、夫の顔色をうかがう自分はもういません。のんびりな私と、せっかちな夫。私が作ったおかずを、夫が弁当にてきぱき詰めてくれます。夫がいらいらしていたら、その心がほぐれるように関わればいい。性格が違って、欠けていることもある同士だから、お互いに補い合える。良いところは重ね合わせればいい。夫婦って、これでいいんだなと分かりました。
居心地のいい家を二人で
体力的に無理はできない体でも、今は何の治療も受けていません。夫とは「二人で長生きしたいね」と言い合える日々。夫婦の心が重なったら、安心して過ごせて、しかも仕合せ感でいっぱい。病気への不安なんて吹き飛んでしまいました。夫と暮らせる喜びを忘れず、居心地のいい我が家を、夫婦でつくっていきます。



「教え」に気付きを得て
「真理」に生きる家庭を築く
努力をする
自然と
家族の気持ちは一つに重なり
互いに思いを語る会話が増える
家族一人一人の心は常に安定し
不安に迷う思いは起こらない
病気は 心を明るく保つことで
自然と遠ざけることができる
『真実の光・神示 令和4年版』71ページ(中略あり)


