No. 1704

変わるきっかけは病
やっと夫婦らしい夫婦に

(愛知県MT/60代女性/介護助手) 

昨夏、夫に初期がんが見つかり、放射線治療を受けることに。年末は私がダウン。血圧がかなり高く、薬を服用し始めました。 

夫婦らしくない姿が見えて

夫婦で偉光会館に行った折、職員に体調が良くないと話すと、「二人で気付くことがあるはず…」と教えてくれました。病を引き込む心がないか。夫婦の心は重なっているか。そう問われて、はっとしたのです。かちんとくるたび、イライラを爆発させていたこと。夫に叱られて落ち込むと、2、3週間黙ったまま。夫も、心にしまい込んで何も語りません。全然夫婦らしくなかったと、ようやく気付きました。 

「今こそ二人で変わりましょう」。職員に背中を押され、「これからは夫婦で教えで生きていく」と決心しました。真剣に学んで見えたのは、態度が悪くて、我の強い自分の姿。夫は、挨拶も家事もしてくれて、私がご飯を作れば「ありがとう」と感謝してくれる優しい人。なのに私は、夫の話を聞き流したり、きつい言葉で返したり。挨拶も「ありがとう」も、照れくさくて言えません。何てひどい妻なのだろうと身に染みました。 

関わり方が変わって成果が 

「夫に優しい言葉や態度で接していけるように」「夫の話を聞いて、理解したい」。祈願すると、少しずつ素直に聞けるようになり、悩んだときは「どうしたらいい?」と言えて、会話が続き始めました。私が感情的になったときは、「いらいらしてるよ」と夫がひと言。それも穏やかに受け止められて、「あっ、本当だ」と我に返るのです。だんまりだった頃がうそのように、よく笑い、私も「ありがとう」が言えるようになりました。 

二人の心が穏やかになったら、何と驚くことが起きました。夫の経過が良く、治療が終了して、経過観察に。200超えだった私の血圧も正常値になって、普通の生活に。夫婦の心が一つに重なり、不健康な心を正す…その努力の成果が、見事に現れたのでした。

互いの思いを語り合ったら

我が家には、もう一つ問題がありました。息子のお嫁さんが、2年ほど家に来なくなっていたことです。「嫌な思いをさせたのでは…」「聞いても話してくれないだろう」。もやもやした気持ちを夫に話したら、私と同じ気持ちだと分かったのです。ただ思いを語り合っただけでしたが、不思議と心が落ち着きました。 

すると翌月、息子がお嫁さんと一緒に我が家へ。その瞬間、出てきた気持ちは、「来てくれた!」の喜びだけ。「お帰り」と、夫婦で優しく迎えました。4人で気楽に話ができ、楽しく笑い合えたひととき。2年の隙間があっという間に埋まり、こだわる思いも流れて、「やっぱり家族なんだな」と温かい気持ちになりました。少し思い当たったのは、押し付けがあったかもしれないということ。これからは、相手の気持ちに寄り添いながら、焦らずに、ゆっくり縁を深めていこうと思います。 

もっと調和できる生き方を

心のしこりがなくなると、こんなにもすがすがしい気分になれる! そんな体験を夫婦で味わいました。人としての生き方は、「調和」が大事と言われる意味が、よく分かります。夫婦の間でも、息子夫婦とも、「もっと調和できるね」。今よりもっと変われそうで、夫婦でウキウキしています。

家族で「教え」を学び
   「真理」に生きる家庭を築く
            努力はいかに
 自ら「教え」に気付きを得て
         心を正す努力をする
 自然と
   言葉や態度に
       明るく優しい薫りが漂う
人間は 「運命」の力で
      重なり 補い合う環境に
  心明るく 強く「生きる」人と成る
 真実「健康」を手にした
        人の心(姿)が
             ここにある

『真実の光・神示 令和4年版』145ページ(中略あり)