(石川県YN/60代女性/主婦)
昨年末、「今年も終わる。一年、命を頂いたな」と言う私の手を、夫が黙って握ってくれました。そのぬくもりを感じながら、神の教えを通して数々の気付きがあった一年の歩みに、深い感謝が込み上げました。
病をきっかけに夫婦仲が好転
白血病と診断されたのは一昨年。それを機に真剣に神の教えを学び始めて、夫婦関係が好転したことを、「神の実在体験談」に掲載していただきました。以前は、短気で注意ばかりしてくる夫を心の中で責め、反発していた私。それが、「夫の気持ちに寄り添いたい」と心が変化。「何でそう思ったの?」と聞けるようになりました。考えが分かれば、「そうか」と納得したり、「じゃあ、こうしよう」と工夫できたり。夫も怒ることが激減。いつしか、「生まれ変わっても一緒になりたい」と言う夫に、「私も!」と即答するほど、私たちの間柄は変わったのです。病院にも付き添ってくれるのが心強く、数値に一喜一憂しないでいられます。変わらずに生活ができて、和のある家庭に、病気、事故・災難は遠ざかるという神の教えを体感する毎日です。
母への恨みが感謝に変わって
夫婦関係の変化とともに大きく変わったのが、母への思いでした。幼少期から厳しくしつけられ、私にとって、母はいつも怒っている人。成長するにつれ、恨むようにまでなったのです。それでも、教えを学ぶうちに見えてきた「母の愛」。自分自身が苦労した分、娘である私には、“母が思うしあわせ”を与えようと必死だった…。精いっぱいの親心を分かろうともせず、思春期にはひどい態度を取ったこともあった…。そんな申し訳なさや感謝、いとおしさ。いろんな感情が込み上げて、恨む思いが一気に流れていったのです。
両親がそろって信者に
同時に膨らんだ、何としても仕合せになってもらいたいという気持ち。母は今、認知症のため、施設で生活しています。「一人で寂しい」「家族といられていいなあ」と言う母にも、一人暮らしで頑張っている父にも、明るく穏やかな毎日を過ごしてほしい。だから、思い切って、神示教会に籍を置くことを勧めました。「一緒に仕合せになろう」と。
私自身、白血病になったショックから心をお守りいただき、今ではこんなにも明るく元気。そんなことも伝えていくと、二人がそろって信者になったのです。
神と出会えた仕合せを実感
後日、父と二人で施設を訪ねた時のこと。母の寂しさが少しでも和らぐように、祈願しながら話しているうちに、母が突然、「父ちゃん大好き。抱き締めて」と言うではありませんか。そんなことを言う人ではなかったので、驚きました。父も、「今まで聞いたことがない。初めてや」とうれしそう。いつになく仲の良い両親の様子を見て、どれほど安堵(あんど)したことか。「父母はきっと大丈夫」という安心感に包まれました。
神の教えから正しい生き方を学べるおかげで、我が家も、実家も、とても穏やか。長年抱え続けた負の感情がどんどん消え、開運への道を確かに邁進(まいしん)しています。ことしも、神の教えを心の支えに、夫や子供、両親に温かく関わっていきます。
家庭の価値を正しくつかんだ人間は
必ず家族に愛情を向ける
そこに
自然と家族の関わりが深まり
「真理」を 家族が求め始める
家族の心をつなぐ愛情が
家族の実体を高め
「心の道」を太くしてゆく
病におびえることもなく
事故・災難も避けられる
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