(山形県YH/30代女性/会社員)
社会人になって約10年。人見知りで、なるべく人に関わりたくないタイプの私が、マネジャーに抜擢(ばってき)されました。途端に浮上した人間関係の悩み。部下に何か伝えても、「いや、こうした方がいい」と真っ向から反論されます。しかも、その人は面倒くさいことはしようとしないため、私が肩代わりすることも。口下手で、うまく注意できない上、思い切って伝えても聞き流されてしまい、不満ばかりが募ります。かわいくない。関わりたくない…。日に日に、そんな気持ちが膨らんでいきました。
避けられて省みた自分の生き方
でも、これは起こるべくして起こったこと。実は、新人の頃の私は、この人と同じ。かっこいい社会人に憧れ、遠慮がちな先輩を見下す傾向にあったのです。意見を伝えるにも、心のどこかに批判や指摘の感情があり、先輩からすれば、出しゃばって見えたはず。一時は避けられたほどで、そうなってようやく自分を振り返りました。
私の何がいけないのか。冷静に省みることができたのは、「友輝会」や「光友会」で神の教えを学べたからです。若いうちは、素直、正直に生きることが大切。そう学び、先輩と何とか良い関係を築きたくて、まずは、言われたことを素直に聞こうと心掛けました。意見を言うにも、伝え方に配慮する。たったそれだけで、先輩との関係が良くなっていったのです。
相手を認められる自分に
今度は、部下にどう関わっていけばいいのか。相手を避ける気持ちはなかった? 良さを伸ばしてあげようとしていた? 相手の態度に振り回されず、伝わる指示を出せていた? 以前なら、イライラしたまま距離を置いていたかもしれません。それが、教えを学んでいると、自分自身の弱点を改善しようと思えるから不思議です。「マネジャーとして力不足だった」「自分にはない良さを、素直に認めよう」という気持ちが湧いてきて、穏やかな心で相手と関われます。だから、長所を褒めたり、「フォローしてね」と頼れたり。気付いたら、部下も私に気遣いをしてくれるまでに変わりました。面倒なことも工夫してやろうとしてくれて、お互いの間柄が確かに好転したのを実感しています。
親に心の内を話したら…
もう一つ、大きく変化したのが親との関わり方です。実は、以前は両親の夫婦げんかが嫌で、会話を避けてしまいがちでした。子供は親に何でも話すことと学んでも、なかなかできません。それが、親子の関係を改善したいと祈願していくうちに、部下とのことを話せたのです。その時に味わった、すっきり感。家族と思いを重ねようとするところに、必ず心の安定が得られること。家族の力の大きさを体感しました。
その後、親に抱いていた感情も打ち明けました。「傷つけてしまったね…」というひと言から、私を思う愛が伝わってきました。心がぐんと近づいて、信頼感が強くなった。そんな感覚を味わっています。
楽に生きられる「今」に感謝!
家族に何でも話せるようになったら、プライベートでも、自分の気持ちを伝えることへのハードルが下がった気がします。その分、人と仲良くなる機会が増えて、うれしくてたまりません。周りから、「変わったね」「明るくなった」と驚かれますが、こんなにも楽に生きられることに感謝でいっぱい。これからも、教えを支えに、生き方を高めていきます!
神示「真理」に
「人生の真理」を学び
「実体」を修正することから始める
自然と気持ちは安定し
人々との出会いを生かす心が
芽吹く
家族の会話は 広がり 深まり
家族の心は生き生きしている
職場の会話も
目標実現に向け
意見は重なり 支え合って
成果を上げる
人間は
多くの出会いを重ね 生かすことで
人生を高めて行く存在(もの)
『真実の光・神示 令和5年版』156ページ(中略あり)