(広島県TI/60代女性/主婦)
自分の欠点を認められず、神の教えを学んでも、「私は悪くない」。だから、心を修正しようとは思いませんでした。私は何も間違っていない、悪いのは夫なのだから、「こうしてほしい」と求めてばかりいたのです。
自分からやってみようと
夫が単身赴任中、帰ってきて会話をしても、擦れ違うのが嫌で、なかなか本音を話せません。そんな家庭の雰囲気に、5人の子供たちは、父親との関係を築けないまま。そのうち、私は原因不明の血尿に見舞われてしまいました。「これではいけない」と本気で学び始めた時、自分の姿が次々と見えてきたのです。「自分が変われば、相手が変わる」と聞いて、夫に求めるのではなく、まずは“自分からやってみよう”という心になりました。
ふと思い浮かんだのが、以前、夫から言われた言葉。「すぐ否定するから嫌なんだ」。自分の欠点を認められない私が、不思議と夫の言葉を素直に受け止められて、さらには話をよく聞こうと祈願できるまでに。会話を遮らなくなるにつれ、夫の言い方が優しく、穏やかになっていったのです。一時は寝込むほどだった体も、ぐんぐん回復していきました。
夫婦で心を一つにしながら
やがて5人の子供たちは独立し、夫婦二人暮らしとなりました。たまに、子育てや仕事の問題で連絡が来ますが、子供のことは夫婦で心を一つに…と学んだので、その都度夫に伝えます。二人で話すたび、強く感じるのが、夫の子供への深い愛。それが我が子に届いていないことが、どんなに寂しかっただろうとも思いました。
ですから、子供に返事をするときは、必ず「お父さんもこう言っていたよ」と、ひと言添えるように。すると、子供から夫に直接連絡が。「LINEをくれたよ」と、うれしそうに話す夫の姿を見て、私も仕合せな気持ちになりました。妻としての役割が、少しはできてきたのかなと思います。
変わっていく楽しさ
かつては親の思いを押し付けていた私も、子供との関わり方を学んで、変わりました。みんなが独り立ちした今、頼ってきたときには、何でも応えよう。子育てに多忙な娘から「来て」と言われれば、喜んで駆け付けます。一人暮らしの息子が体調を崩して、家に帰ってきた時は、のんびり会話しながら散歩。家にいると落ち着くと言ってもらえ、元気を取り戻していきました。相手の思いに合わせて応えていく。それが、お互いにとって心地よくて、しかも良い関係が築けていると実感しています。
あれほど相手に求めていた心が、今は自分に向いています。教えを学んで、「ここが欠けている」と素直に見詰め、気付いたことに前向きに取り組めて…。どんどん自分が変われるのも楽しいです。寝る前に、「きょうも一日ありがとう」と交わすのが習慣となった私たち。もっともっと仲の良い夫婦になって、子供たちから憧れられる存在になりたいです。
「教え」を心(人生)の支えに生きる
努力をする
自然と心(気持ち)は安定し
物 事の見方が変わる
相手 状況を変えるのではなく
自分の心を変えることが必要
「教え」に生きるほど
「心」は変わり
生活環境が好転する
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』128ページ(中略あり)