No. 1513

事故のおかげで見えたもの
夫婦の縁もますます深く

(鹿児島県MM/60代女性/主婦) 

ほんの数秒、心のゆとりを欠いたがために起こしてしまった自損事故。訪ねたお宅の庭先で駐車に失敗し、隣家のブロック塀にバックで突っ込んでしまったのです。大きな衝撃音とともに、車の後部が大破。頭の中が真っ白になりました。夫から「なんばしよっとよ!?」と怒られるに違いない…。そんなことを思いながらも電話をすると、開口一番「けがはなかったか?」。その後も、優しく、的確に、警察や保険会社に連絡するように指示してくれました。 

しばらくすると、夫や息子が現場に駆け付け、対応に動いてくれて、どれほど心強かったか…。隣家の方も、わびる私を気遣ってくださり、感謝しかありませんでした。しかも、警察官にも、医師にも、「こんな状況で、けががないなんて不幸中の幸い」と驚かれたのです。突っ込んでしまった家の方には本当に申し訳ないけれど、これくらいで済んで良かったと、胸をなで下ろしました。 

焦りやすいのが私の課題

私はもともと四角四面の心配性。そのせいで、「ちゃんとやらないと」「これもやらないと」とゆとりを欠いてしまいがち。この性格が引き起こすイライラ、焦りが、事故を呼び込んでしまった要因と、神の教えで気が付きました。去年も焦って骨折し、気を付けているつもりでしたが、まだまだだった…。自分の課題を再認識できました。 

湧き上がった夫への感謝

一方、再発見できたのが、夫の良さです。私と違って、夫は慎重なタイプ。相談しても、夫の答えが待ちきれなくて、イライラしたこともあったほど。でも今回、思っていた以上に頼れる人、話せる人と分かりました。しかも、私のために、あれやこれやと奔走してくれて…。「お父さんってすごい!」と感謝が湧き上がり、家事をするにも、「夫に元気でいてほしい」「気持ちよく過ごしてもらいたい」と、心の込め方が大きく変わりました。

最近は、夫が「あれ、食べたい」などと言おうものなら、早く食べさせたくて、すぐに作って、すぐ食卓へ。うれしそうな夫の様子に、私はもっとうれしくなるのです。 

子供に手本を示せる夫婦に

その後、夫の配慮で同じ車種を購入。「乗り物の清めの儀」を受けさせていただきました。儀式を通して、いつも穏やかな気持ちで、道を守った運転をしよう…という強い心が引き出されました。これまでも、ハンドルを握るたびに祈願はしていたものの、いつしかおざなりになっていたことを反省。以来、焦ってしまう性格が出ないで、ゆとりを持って運転できるよう、神に願いながら慎重に車を走らせています。 

頼もしい夫と一緒なら、何があっても乗り越えていける。それを再確認した今回の事故。家庭を持ち、離れて暮らしている息子や娘たちに、どんなときも夫婦で手を取り合って生き抜いていく、力強い背中を見せられるように…。これからも、夫と二人で頑張ります!

「教え」を人生の支えにできていようか
 「教え」が
  人生を「正道」へと導き 心を守る
「教え」を家族で学び
       気付きを深めるほどに
  家族の心は重なり 奇跡に救われる
 病気 事故・災難もなく
    心休まる環境へと変わって行く

『真実の光・神示 令和4年版』164ページ(中略あり)