No. 1512

突然、車椅子での生活に…
真っすぐに届いた家族の愛

(福井県KN/60代女性/無職) 

くも膜下出血で倒れた6年前。私は、生死の境をさまよっていたそうです。「会わせたい人がいるなら…」との連絡を受けて、駆け付けてくれた親戚は、ベッドに横たわる私を見て、ただ涙したと聞きました。やがて意識が戻ってからは、落ち込む間もなくリハビリの日々。母と妹家族に支えられ、先生に「うちの病院の奇跡だよ」と言っていただくほど、回復できたのです。 

しかし、「無理して歩き、もし転んだら…」という医師の判断で、退院後は車椅子の生活に。私には、骨形成不全症という持病があり、生まれつき、骨がもろいのです。歩くことも、大好きな車の運転も止められて、長年勤めた会社も退職…。「私、一体どうなるんやろう」。さすがに打ちのめされる思いでした。 

止まっていた心を動かしたもの

抑えきれない不安や葛藤…。涙ながらに訴えると、母は黙って一緒に泣いてくれました。妹は、こう言ってくれました。「愚痴りたいのも分かる。せやけど、せっかく命を頂いたのに、そんな気持ちで生きて後悔しない?」。表し方はそれぞれでも、心に真っすぐ届いた家族の愛。どん底にいた私を、力強く引っ張り上げてくれたのです。

重ねて支えとなったのが、その頃出会った神示でした。 

我が運命も 我が実体も
 まずは受け入れ
  その上で 今なすべきことに心使う
そこに自然と 夢 生きがいが持てる
    生きる自信も生まれるのである

何度も何度も読むうちに、「自分」を取り戻すように、息を吹き返していく心。「“おセンチ”になってもしゃーないな。だって自分の人生なんだから」ぐっと前を向いた私の気持ち。もちろん、落ち込むこともあります。だからこそ、「明るい心で」と真剣に祈願。不思議と、不安も、怒りも、葛藤も、神がほどほどで止めてくださる感覚に…。確かな「心の救い」を実感しています。 

今まで知らなかった世界が

車椅子で出掛けると、多くの方が手を差し伸べてくれました。段差での、「押しましょうか」のひと言。雨の日に、「大丈夫ですか?」と差し掛けられる傘…。「私、そんな生き方してこなかったな」それどころか、せっかちで、随分人を責めてきました。この生き方を改めよう。そうした決意も湧いたのです。 

その後は体調が安定し、再び運転ができるまでに。これで母を、通院にも、買い物にも連れていってあげられます! 「ありがとう!」母の笑顔のうれしいこと…。でもきっと、母が一番喜んでいるのは、生き生きとした私の姿なんだと思います。 

これからの人生も仕合せに

ことしの5月に受けた、神魂の儀(長寿の祝い)。まさか自分が、60歳まで生きられるとは…。しかも、日々笑って過ごしているなんて、あの時は夢にも思いませんでした。神のご守護の中、家族や多くの方々に支えられ、今ある私の命。「私にできること」を真剣に考え、多くの愛に応えていきたいと、思いを新たにしています。

奉仕の心を知って
     出会いを生かす心を欠かない
 気持ちは 明るく 強く
   人々に関わる思いが深まってゆく
 この時に 人間は
        真の健康を手にできる
人間は
 「人生の真理」を悟り
      「道」を守っていれば
   「運命」の力が引き出され
     社会を支え
      導く存在(ひと)になれる

(令和6年2月23日 信者心の基勉強会 健康編『友輪』341号18ページ〈中略あり〉)