No. 1501

温かい関心を持てたら
より深まった妻との関係

(静岡県KH/70代男性/パート) 

明るく元気印の妻との日常が、ずっと続くものと思っていました。しかし3年前、妻が脳出血に。ありがたいことに、「奇跡の人」と呼ばれる回復ぶりで、健康を取り戻しました。そして、私も目が覚めたのです。「人生は有限。もっと妻との時間を大切にしたい」と。 

課題は、家族への関心の薄さ

結婚して35年。振り返ってみると、私は夫としての役割を果たしてきませんでした。「家事や育児は妻の仕事。外で働くのが夫の役割」「近所付き合いも、親戚付き合いも、妻に任せておけば大丈夫」。何だかんだと理由を付けて、本当は面倒くさかっただけなのかもしれません。 

妻の口癖は、「お父さん聞いてるの?」。ちゃんと聞いているのに失礼な…。でも、目はテレビに向いている。また、「『言えばやるのに』が嫌」と言われたことも。だけど、どうしたらいいか分からずに、しょうがないやと流してしまう…。神の教えを学ぶうち、見えてきたのは、家族に無関心な自分でした。

思いをしっかり伝えようと

こんな自分を支え続けてくれた妻…。感謝が込み上げ、気持ちをちゃんと伝えようと決意。思っていても、言わなければ伝わらない。だから、「おいしいよ。ありがとうね」と、一つ一つ言葉にしていったのです。「体に気を付けて」「頑張り過ぎるなよ」「手伝おうか」と声を掛けては、洗濯物を干したり、お風呂の準備をしたり。言われればやる、待ちの姿勢が一変。相手を思って率先して動く自分に変わりました。

頼ってもらえる自分へ

「お父さん、前と変わったね」「目を見て話せるのがいいね」「気持ちを分かってくれてうれしい」などと言ってもらっています。妻も、以前にも増して優しくなり、最近は食卓に私の好物がよく並びます。「買いたい物があって…」「孫がこれを欲しがっているんだけど…」。相談される場面も増えて、何でも一緒に決める私たちに変化。頼られている実感が膨らみます。 

思えば妻が倒れた時、動揺するばかりの私を支えてくれたのは、離れて暮らす娘でした。夜中の電話にすぐに出て、冷静に寄り添ってくれた頼もしさ。何か一つズレていたなら、今の我が家はありません。その娘がプレゼントしてくれたタブレット。「神の教えを学んでほしい」。込められた娘の愛を感じながら、配信授業を学ぶ日々。折に触れて公式サイトも開いています。 

そうして神の教えからつかんだ、家族、夫婦の大切さ。素直に実践しただけで、確実に縁が深まりました。娘や息子、孫に、「仲良し夫婦」の姿をしっかり見せていきます。

※既に公開中の、この方の奥様の体験談も、併せてご覧ください。

 

 

夫婦で「教え」を学び
    「心の道」に
      良き因を残す夫婦を目指す
 この思いが 二人の心を強くつなぎ
    「真実の愛」をますます育てる
 二人それぞれの
   任と立場を 忘れず 欠かさず
      愛情をかけ合う二人であれ
人間は
 「和のある家庭」に身を置くことで
    実体を修正し合って
           仕合せを味わう

『真実の光・神示 令和5年版』81ページ(中略あり)