No. 1493

突然の病から力強く前進を
“今”の自分を受け入れて

(青森県MY/60代男性/建設業) 

「あれ、何だかおかしいぞ」。ある晩、突然体に覚えた違和感。昨年秋のことでした。いつもなら布団に入る時間ですが、ふと、「たばこでも吸いながら、様子を見るか」と思ったのです。台所に向かうと、私の姿を見るなり妻が、「パパが!」と叫んで慌てて婿を呼びました。医師をしている婿の判断で、すぐに救急病院へ。脳梗塞を起こしていました。 

家族の愛情に目が覚めて

たくさんの管につながれて、食事も、トイレさえも、自力でできない入院生活。悔しくて、情けなくて、「倒れる前に時が戻れば…」と涙が止まりませんでした。幸いまひはないけれど、脳には後遺症があり、退院後も心は晴れません。そんな私を、妻が偉光会館に誘ってくれました。 

久しぶりの神の教えは心に染みて、胸のもやが晴れるようでした。これまで、「太く短く生きたい」と思ってきた私。経営者として全国を飛び回り、仲間と明け方近くまで飲むこともざら。家族のためとは言え、随分やりたい放題でした。それでも、私が倒れたと知るや、「お父さん!」と駆け付けてくれた子供たち。何を言っても、嫌な顔一つせず支え続けてくれた妻。“家族の愛情”が見えた時、「今を受け入れ、しっかり生きよう」と心が動き始めました。

今までにない「穏やかさ」が

見た目には分からないものの、私は後遺症により、計算や文章作成が今までどおりにはできません。記憶が何秒か飛ぶことも。でも、発症から処置が早かったので、会話はできるし、体も思うように動かせます。「俺、こうなんだ」と笑いながら伝え、人を頼るようになりました。 

仕事に復帰してからは、若い従業員に「ちょっと来てくれない?」と頼むことが増えました。「社長、また何かやらかしましたか?」と明るく支えてくれる仲間には、感謝しかありません。全てを思うとおりに回し、「これ書いとけ」と言っていたかつてから、随分変わったな…と思います。できないことは誠実に伝え、できることは惜しみなく。その心地よさを感じる日々です。

ご守護の中で頂いた命

自分でも、「じわじわ良くなってきたな…」と思う今、病院は半年に一度の検診に。医師は、「年齢もあるからゆっくり向き合っていこうね」と言ってくれました。 

今でも思い返します。もしあの夜、妻のそばに行かなかったら…。体の違和感を無視して、そのまま眠ってしまったら…。そう考えると、妻が異変に気付いたことも、たまたま婿が我が家にいたことも、全てがご守護。一つ一つが重なって、命を守っていただきました。自分のもののようでいて、自分の力や努力では、どうにもできない「命」や「心」。それを守ってくださる神に、感謝しかありません。

「教え」に気付きを得るほどに
 人は自ら環境に気持ちを合わせて
             生きられる
 時代の変化を心で受け止め
      環境に沿わせて生きてゆく
 この心の姿に 真の健康がある
「教え」を家族で学び
 「真理」で心(運命)重ねる家庭に
      人の心(人生)は守られる

『真実の光・神示 令和3年版』24ページ(中略あり)