No. 1492

息苦しさを抜け出して
人に求められる毎日に

(福岡県KK/60代女性/パート) 

私は、いろいろなことに「気が付く」方だと思います。でも、それを人に伝えることは苦手。全てにおいて、はっきりと言えない性格です。人が嫌いなわけじゃない…。けれど「人と関わらない方が楽…」。そう過ごしてきたのです。 

心の中で周りを責めては悶々と

長年ピアノ教師をしていたのは、ピアノが大好きだったから。それなのに、教えることが苦手と思う私。自分が嫌で、自分を責める悪循環。ピアノ教室は、閉じることになりました。 

ところが、転職先のレストランでも、やる気が空回り。段取りの悪さなど、人のあらが気になるのです。口に出さない分、心の中で責めては悶々(もんもん)…。しかし、神の教えにあるのは、「自分が変われば、未来が変わる」。学ぶほど、「自分が変わる? どうして? 相手が悪いのに…」そう感じていたのです。 

本気で思った「変わりたい!」

いつも息苦しかった私の心…。神の教えを学ぶうち、それが自分の「感じ方」のせいと分かってきました「ああすればいいのに」「こうすればいいのに」。人に触れては出てくる「のにのに病」。自分が客観的に見えた時、「変わりたい!」と本気で思いました。 

それからは、不満が顔を出すたびに、嫌な感情が流れるように、受け止め方を修正できるように祈願。不思議と気持ちが切り替わります。さらに、無理なく頑張れることにも挑戦しました。「これ、片付けましょうか?」「野菜切っておきますね」。ささやかな心配りを意識して、周りに声を掛けていったのです。

自分の心一つで生きやすく

気が付くと、人を見て責めることが減ってきました。「こうすれば…」と思ったことも、「できることは私が…」と進んで動く場面が少しずつ増えてきたのです。すると、驚くほど心が楽になり、気持ちもすっきり! 楽しく働けて、「最近、笑顔が増えましたね」と周りの人から言われます。 

何よりうれしいのは、「あなたがお休みの日はもう大変!」と、職場の人が私の出勤日を待っていてくれること。仲間に恵まれ、いつしか「私の周りはいい人ばかり」と感じる環境になっていきました。 

縁ある人のために、自分にできることで惜しみなく関わっていきたい…。今、心からそう思える自分がうれしいです。 

「教え」を学び 心(品性)を高くする
人(相手)を見るのではなく
 我が「心(実体)」を見詰めて生きる
 「教え(真理)」が見えて
        心の質を高めてゆける
 ますます 多くの人の支えを受けて
     喜び多い人生を歩んでゆける

『真実の光・神示 令和4年版』140ページ(中略あり)