No. 1000

手に入らなかったはずの
家族の愛に囲まれる人生
(神奈川県TA/60代男性/会社員)

「温かい」とは程遠かった我が家。親が厳しく、父親とは普通に話をした覚えがありません。愛情が感じられず、とにかく家を出たい一心で、若くして結婚。4人の子を授かりました。

しかし、私もまた、子供に愛情をかけることができなかったのです。短気な性格丸出しで、いつもイライラ。「俺の言うことを聞いていればいい!」と、思いを押し付けていました。妻とも、話し合いなどしたことがありません。末っ子が高校を卒業する頃、離婚を切り出されました。「パパが悪いんだからね」「おやじなんか大嫌いだ」と、子供たちも次々と家を出て行きました。

教えで生き方を見詰め、修正

いつの間にか、たった一人。寂しくて、寂しくて…。そして、気付きました。「家を嫌って出て行く」かつての自分と全く同じ行動を、子供たちがしていることに…。さらに、父も若い頃に同じ行動を取っていたと知りました。もう努力の限界です。自分の力で状況を変えようとしても、悪い方へ行くばかり。長年、神を信じきれなかった私ですが、やっと本気で神を求め始めました。

神示を読むと、できることからやろうと気持ちが明るくなったものの、そもそも子供と会話が成立しません。ただ、様子を見ていると、機嫌のいいときがあると気付きました。そのタイミングで「最近どう?」と声を掛け、いいと思ったら「いいんじゃないの」「すごいな」。これまで「こうしろよ」と、ポーンと一方的に言ってきた私にとっては、初めての「会話のキャッチボール」です。

そこからは早かったです。娘には、「お父さんが変わったって、こっちは急には変われないわよ」と言われましたが、それでも会話が続くようになりました。手先の器用さ、優しいところ…、子供たちそれぞれの良さも見えました。「今まで、子供のことを何も見ていなかったんだな…」と反省の連続です。これまで親としてやってこなかった分と思い、一つ一つ褒めていきました。

一人寂しかった人生が…

先日、長女が「お父さんの60歳のお祝い会をしよう」と、連絡をくれました。みんなの日程を調整してくれ、そろって我が家にお泊まり。口も聞いてくれなかった子供たちが…。本当に信じられないことです。

子供たち4人。心の底から大切で、愛しています。元妻とは、子供のことでやりとりがありますが、夫婦でいたときよりも感謝が膨らんでいます。そういう心に、神が変えてくださったのです。ふと、亡き父に思いをはせました。「おやじも、親として一生懸命、俺を育ててくれたんだよな」。そう感じて、責める心も、嫌う心も消えていきました。

求めていた家庭が目の前に

長男は、お嫁さんに「おやじ、昔はあんな人じゃなかったんだよ」と言っていたそうです。「人ってそんなに変われるんですか?」と聞かれたので、「変われるよ!」と、神示教会のことを伝えました。家族に向ける心がまるで変わり、イライラ、カッカしていた心が消えて、こんなに穏やかに過ごせるんですから!

程遠かった「温かい家庭」。今、その中にいる自分。神を知らなければ、いくら願っても、かなうことはなかったでしょう。神には心からの感謝しかありません。

心素直に「教え」を学ぶ人は
    必ず「人生の真理」 あるべき心の姿が見えてきて 心(人生)が変わる
「教え」が「人生」の支えになるほど
    人間は 心の道に「生きる」尊さを悟り
      ますます家族 縁者 友人 知人に 良き因を残す人(存在)を目指す

心素直に「教え」を学ぶ人は
  必ず「人生の真理」
    あるべき心の姿が見えてきて
         心(人生)が変わる
「教え」が「人生」の支えになるほど
  人間は
    心の道に「生きる」
          尊さを悟り
  ますます家族 縁者 友人 知人に
    良き因を残す人(存在)を
               目指す

『真実の光・神示 令和2年版』16ページ(中略あり)