No. 978

教えは学ぶだけじゃない?
神に心を導かれて得た奇跡
(茨城県YN/60代女性/保育士)

健康で病気知らずの私。保育士仲間には、「何でも屋」と言われるほど、頼まれ事には二つ返事で動き回っていました。人の役に立つのが大好きで、数カ月に1度は献血に行き、68回目。目標は100回!と意気込んでいた時、思わぬことが起きました。

汗を拭いていた時に感じた右胸の異変。病院に行くと乳がんでした。幸い初期だったものの、その後、左胸にも見つかりました。入院前には検査が必要で、ちょうど軟便が続いていたため、大腸も調べてもらったら、ここにもがんが見つかったのです。

学びで付けた「治る力」

乳がんと大腸がん。世間では不運と思われるかもしれませんが、気持ちが落ちることはありませんでした。なぜなら、いつも「喜びの声」を読んでいたから。どの方も、どんなことがあっても神の教えで自分の心を振り返っています。だから、私も、マーカーを片手に『理知の真理』を一生懸命読みました。今の医療技術はすごいけれど、治る力を付けるのは自分自身、とも思ったのです。

2カ月続けての手術は順調で、看護師さんに「最短」と驚かれるスピードで退院。先生には、「みんながあなたのように前向きな患者さんだったら…」と言っていただけるほど、明るく治療に臨めました。

関わる相手は変わらなくても

勝負はここから。引き続き教会図書を読む中で、あることに気付きました。頼まれて嫌ということはなく、むしろやりたいタイプ。結果的に年齢を考えずに「無理」を重ね、さらに「他の人にはできないから」と、上から目線にもなっていました。しかも「気付かないうちに」です。

そうして私は、周りの心を、随分見逃してきたのかもしれません。息子にも、話している途中で、先回りして「こうでしょ」とすぐ言っていました。しっかり待って話を聞いていくと、これまで言わなかったことをぽつりぽつりと話してくれるようになったのです。

本来の私は、すぐにでも出勤したくてうずうずするタイプですが、「しっかり治療してから」と受け止められています。それを受け入れてくれる職場に感謝、「これまで無理させてごめんね」と気遣ってくれる仲間にも感謝です。関わる相手は同じなのに、関わり方も、受け止め方も変わり、これまでと違う喜びを感じています。

気付きを生かし、心を磨いて

それにしても、右胸の異変に気付いて「病院に行こう」と思ったこと。そこで「大腸も調べてほしい」と医師に伝えたこと。どれも「たまたま」のようで、全て神のご守護。心の動きを導いていただいたと思えてなりません。「がんを取ってもらったから終わり」ではなく、真の健康を手に入れるために、心磨きに励みます。

「教え」を学び 「真理」が悟れると 人は環境に調和した心の動きを取る
 自然と体が心の動きに順応し 無理する態度は起きない
心(運命)と体(実体)の調和に 真実の「健康」生活が送れる

「教え」を学び 「真理」が悟れると
    人は環境に調和した
          心の動きを取る
 自然と体が心の動きに順応し
      無理する態度は起きない
心(運命)と体(実体)の調和に
    真実の「健康」生活が送れる

『真実の光・神示 平成30年版』15ページ