No. 926

主婦でいるのが苦しい…
私にできる社会貢献
(福岡県EA/50代女性/主婦)

偉光会館に通わせていただくようになって知った、人としての正しい生き方、世の中の仕組み。家庭では「妻の立場」があることも初めて知りました。そして、私は、妻の立場に仕合せを感じながらも、どことなく喜びを味わえずにいたのです。

封じ込めてきた本音

私は、4歳の時から足が不自由で、膠原(こうげん)病も抱えています。だからこそ役立ちたい一心で、結婚前に取得した看護師の資格。デスクワークで医療に携われたら…と夢を抱いたこともありました。

家事は嫌いではないのに、楽しいとは思えませんでした。大したことができるわけではありませんが、本当は私も外で働いて、家事は夫と半分で回していきたかったのです。でも、現実問題、夫は手が不自由で家事ができません。ですから、「夫は社会で羽ばたく人」とそんなふうに考えて、自分の夢は心の奥底に封じ込めてきました。

体の具合も良くなったり、悪くなったりの繰り返しで、とにかくメチャクチャ神の教えを学びました。その中で、我が身内には仕合せな家庭を築いた人がいないと気付いたのです。「家庭で苦労する実体」と考えたら、妻の立場がある自分がいかに救われているか分かりました。

不思議と見えてくる夫の心

真面目で優しい夫。ふと、肩がパンパンに張っていることに目が向きました。私の見えないところで頑張っていた夫。愚痴も不満も一切言わずに…。その心の強さが見えた時、支えたい気持ちが心の底から湧いてきたのです。

片手が不自由というのは、とても不便と思います。夫が本をめくるときに押さえたり、ご飯を片手でも食べやすい器に盛ったり。これまでもしていたことですが、「大変だろうな」と思うことで、「パッと」体が動くようになりました。そのときに言ってくれる「ありがとう」「助かる」が、私の心に深く染み渡っていきました。

二人三脚で歩める仕合せ

不思議と、最近、夫が会社で力を発揮している話をよく聞きます。近所に住む夫の部下の奥さまから、「心が繊細なうちの夫が楽しく働けているのは、ご主人のおかげです」と言っていただきました。仕事で成果を出すのも喜びですが、夫の心遣いを知れたのが一番うれしかったです。

そんな夫を、妻として支えられて仕合せです。夢見ていた社会貢献は、「夫婦で二人三脚でしている」と思うようになりました。体調も安定していて、今の生活が私の器に合っていると思います。そうやって神は、仕合せになる道へ、道へと自然と導いてくださっていました。神の深く、温かいお計らいに感謝心を深めています。

「教え」を学び 心の支えに生活するほど 人の心に迷いは起きない
 自然と 「運命」が導く人生を求めて 奉仕に生きる心が引き出されてゆく
 奉仕の心が家族の心を一つに重ね 「真実の愛」が家庭に育まれてゆく
 家族で「教え」を学び
    家族それぞれが関わりを深めるほど 我が「人生」あるべき心の姿が見えてくる

「教え」を学び
    心の支えに生活するほど
      人の心に迷いは起きない
 自然と 「運命」が導く人生を求めて
  奉仕に生きる心が引き出されてゆく
 奉仕の心が家族の心を一つに重ね
  「真実の愛」が家庭に育まれてゆく
 家族で「教え」を学び
  家族それぞれが関わりを深めるほど
   我が「人生」あるべき心の姿が
             見えてくる

『真実の光・神示 平成30年版』102ページ(中略あり)