No. 881

関わらない方が平和?
破綻していた夫婦関係が…
(香川県MM/70代女性/主婦)

とにもかくにも、夫は口数の少ない人。知らない間に、旅行に出掛けていることは当たり前。「海外旅行中に体調を崩した」と連絡があった時は、さすがに驚きました。それくらい会話しない人ですから、何か相談したところで返事はありません。家事はもちろん、子供の塾の送迎でも何でも、私一人でやってきました。

絶対仕合せになりたいから…

神の教えに「仕合せの基は和のある家庭」と繰り返し出てきます。我が家の場合、夫に関わらない方が穏やかで平和です。「教えも学んでいるし、ご守護を頂いて今の状態」と感謝していました。ところが、明魂登録をした頃から、この「関わらない心」が仕合せを遠ざけていることに気付き始めたのです。

しかし、長年の蓄積があり、いまさら夫に歩み寄る気持ちにはなれません。でも、絶対に仕合せにはなりたいのです。だから、祈願が必須でした。挨拶一つも、それはそれは勇気が要ります。それに、いざ挨拶したところで案の定無視。でも、「夫も急には無理だろうな」と受け止められたのが、ご守護だったと思います。

「関わる心」が持てたおかげで

そんな中、私が腸閉塞で緊急入院。その時、誰よりも心配し、優しく世話をしてくれたのが、何と夫だったのです。家事全般を任せることになっても、文句一つ言わず、「今までお母さんが全部一人でやってきたんだね。大変だったね」とねぎらってくれてうれしかったです。

ゆっくり考えてみたら、私は口を開けば文句を言う人間。一方、夫の口から文句を聞いたことは一度もありません。その寛容さに、私の方が甘えきっていたのです。

不思議と弾む2人の会話

挨拶すらない、ないと思っていた私ですが、今はそこにプラスアルファが付きます。「行ってらっしゃい。暑いから気を付けて」「ゴミ捨てありがとう。助かる」と、こんな感じです。とはいえ、毎日がいい日ばかりでなく、会話が少ない日もあります。でも、夫に感謝が持てるようになったからか、心がのまれないのです。

ある時、夫から「お風呂掃除が楽しくなったよ」と耳を疑うようなせりふ。冗談で「じゃ、もう一つお願いしようかな?」と言うと、「もういいよ~」との返事。思わず二人で笑ってしまいました。一つ屋根の下にいてもあれほど疎遠だった人と、今は密着状態。そんな毎日が不思議であり、とても仕合せです。この年齢になって、こんな喜びが味わえると思うたびに、神の教えを学ぶのは、幾つになっても絶対必要なことと、痛感しています。

「教え」で触れ合う家庭をつくる努力をする
 家族の会話が増えて 情をかけ 互いに関わり 支え合う心(愛情)が育つ
人間は 「教え」を学び 実体を高めるほどに 「真実の愛」に生きられる
 秋の時(時代)を迎え 「人生」を振り返る時
    悔いなき日々に 光り輝く我が「人生の歩み」がつづられている

「教え」で触れ合う家庭をつくる
    努力をする
 家族の会話が増えて
    情をかけ 互いに関わり
      支え合う心(愛情)が育つ
人間は
 「教え」を学び 実体を高めるほどに
    「真実の愛」に生きられる
 秋の時(時代)を迎え
      「人生」を振り返る時
  悔いなき日々に
    光り輝く我が「人生の歩み」が
      つづられている

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』92ページ(中略あり)