No. 833

突然の息子との別れ
「神と乗り越えた」確信
(宮城県YM/70代男性/アルバイト)

3年前、息子を突然死で失いました。まだ36歳…。やりがいのある仕事にも恵まれていたのに、「何で? 何で?」と心が追い付きません。人生にこれほどつらいことが起こるとは…と打ちのめされました。

安らかな顔に神の実在を感じ

玉納奉寿(教会葬儀)で棺(ひつぎ)に眠る息子の顔を見た瞬間、驚きました。穏やかで、安らかで…。不思議と我が子の死を受け止められたのです。この時ほど、神示教会の信者でよかったと思ったことはありませんでした。息子の魂は、いつの日か、再び我が家の家系に生まれてくる。その時は、もっと仕合せな人生を歩んでほしい。そのためにも私たちが今、良い生き方をしておかなければと、人生の目標が明確になったのです。

とはいえ、ふとした瞬間に息子を思い出し、遺影を見ては、家族で涙する日もありました。でも、その分、私たちは、それまでの何倍も神の教えを学び、それが確たる支えにもなっていきました。

家族との関わりに心のゆとりが

若かりし頃の私は、趣味に随分と時間もお金も使いました。でも、結局残ったのは、「何も残っていない」という虚無感。心のゆとりは、趣味から得られるのではなく、「家族との関わり」から得られる。実体験も相まって、神の教えが深く心に入ってきたのです。

そこから私は、家族との会話をとても大切にするようになりました。娘は仕事での出来事や恋愛のことを、素直に話してくれます。いつしか妻とは、「息子は最後までやりがいを持って仕事をしていたね。それが親としてはよかったと思える」と、そんな話をして、笑い合えるまでになっていました。家族との会話が深まるほど、心が何とも言えない安心感に包まれていくことを知ったのです。

亡くなっても深まる親子の思い

突然の別れから3年。今年、明生の儀で息子に思いを届けました。「子供の頃、見事なブラックバスを釣った時、魚が死んでしまうからとすぐに戻してあげていたね。驚いたよ、本当に優しい子だった。その生き方を見習っていくからね」。亡くなってもなお、親子の絆が深まっていく気がしました。

我が子に先立たれたつらさ、後悔、寂しさ。全て乗り越えられたのは、神のお力と、教えのおかげに他なりません。本物の強さを頂いた今、さらに和のある家庭を築けるよう、家族一丸となって邁進(まいしん)していきます。

家族一人一人が「教え」を心(人生)の支えに生きるなら
    自然と和のある家庭が築かれ 「運命」が導く人生を歩んでゆける
家族は「心」一つに重ね 支えて生きる家族の姿を 仏 先祖に届ける
 この心と姿が深まるほどに 仏 先祖の心(魂)は安定し 生まれくる時も早くなる
 我が家の「心の道」も ますます太く 強くつながってゆく

家族一人一人が
    「教え」を心(人生)の支えに
      生きるなら
  自然と和のある家庭が築かれ
    「運命」が導く人生を
      歩んでゆける
家族は「心」一つに重ね
    支えて生きる家族の姿を
      仏 先祖に届ける
 この心と姿が深まるほどに
    仏 先祖の心(魂)は安定し
      生まれくる時も早くなる
 我が家の「心の道」も
  ますます太く 強くつながってゆく

『真実の光・神示 令和2年版』118ページ(中略あり)