信者になって50年。半世紀たっても、「もう十分神の教えを学びました」ということはなく、今でも「そうだ!」と、心が明るい方へ開かれていくことがあります。
神魂誕生20周年の今年は、「出会いを通して心は磨かれる」という神の教えが響いてきました。私は、人が嫌いとか、会いたくないわけではありません。夫亡き今は、次女家族と暮らしています。でも、一人で行動するのが好きなのです。「一人が楽」とすぐに動く私の心。孤独な感じ方ではないかな、と考えるようになりました。
一人では味わえない感動がある
そんな中、ご近所さんがけがをしたと聞きました。その方が、ゴミ当番だったことを思い出したので、「代わりましょうか」と声を掛けたところ、「お願いします」との返事。後日、「家族みんなで、あなたは優しい人だと話していたんですよ」と言ってくださいました。でも、その顔が、申し訳なさそうにも見えたので、「そんなに大したことじゃないですよ」と言うと、ほっとした表情に変わりました。
その時、心がふわっと温かくなりました。お褒めの言葉がうれしかっただけではありません。自分の心が相手に届き、笑顔になってくれたこと。心と心の交流がうれしくて、神が言われる「心で生きる」とはこういうことだと思いました。しかも、それは一人では味わえない感動…。気付かせてくださった神に感謝しました。
自分の心を心地よくさせるコツ
夫は生前、地域のために町会を立ち上げ、消防団の団長も買って出ていました。「ご主人にお世話になったから」と、今もなお、私によくしてくれる方が大勢います。一つ一つが、夫が残してくれた大事な出会い。当時、人を思って活動していた夫の心が見えてきました。これも「心で生きる」ことだと気付いたのです。
これまで何とも思わなかったことが、最近、とても心地よく感じます。家にいると聞こえてくる「家族の音」。話し声はもちろん、誰かが戸を閉める音さえも心地よく、それを聞くと「家族だなあ」としみじみ思います。
「心で生きる」とは、人の心を大切にすること。そして、それが、自分の心をも心地よくさせてくれること。50年神にすがってきて今、確信を持ってそう言える自分になりました。「人と触れることが楽しいな、うれしいな」という気持ちがふつふつと湧いてきます。
神が示す教えは「真理」 人 物との出会いを深める心を育てる
ゆえに 「教え」を学び 身に付け 愛ある心の人を目指すこと
ますます出会いは深まり 広がり 奉仕に「生きる」心が引き出されてゆく
良き出会いを手にし 深めて 人間は 社会に役立つ人(存在)となってゆける
神が示す教えは「真理」
人 物との出会いを深める
心を育てる
ゆえに 「教え」を学び 身に付け
愛ある心の人を目指すこと
ますます出会いは深まり 広がり
奉仕に「生きる」心が
引き出されてゆく
良き出会いを手にし 深めて
人間は 社会に役立つ人(存在)と
なってゆける
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』17ページ