No. 793

自宅療養をきっかけに
さらに深まる夫への思い
(横浜市SS/50代女性/主婦)

「コロナに感染したかも、ごめん」。夫からそう聞いた時、不思議と私の心は揺れませんでした。以前なら、「どうしよう」と体がこわばり、「何で持ち込んだの?」と夫を責めていたでしょう。でも、この時は、冷静さを失った夫に「大丈夫。医師に診てもらおう」と穏やかに言えたのです。

「素直さ」がキーワードに

私の弱点は、トラブルに弱く、感情の起伏が激しくなりがちなこと。神の教えとは真逆の自分が嫌でたまらなかったです。でも、ある日の勉強会で、「『素直に』学んでくださいね」と聞いた時は衝撃が走りました。学んでも、「これは無理」などと勝手に判断していた私に、素直さはゼロ。そこに気付いた時、「いい人にならなきゃ」という気負いが消え、自然と「もっと変わりたい」と思うようになったのです。

心が守られている証拠

検査の結果、夫は陽性。その後、私の感染も判明しました。幸い軽症だったものの、2人きりの自宅療養。夫は「すまない、すまない」と繰り返していましたが、この時も私の心は穏やかで、「ある物でおいしいご飯作るからね」と声を掛けていました。

2人とも快方に向かってきたある日、夫が「きょうは俺が作る。ラーメンあったよな」と言い出しました。料理を全くしない人なのに、レシピを見ながら、一生懸命麺をゆでています。出来上がったみそラーメンは、おぼろげな味覚ながらも、一生忘れられない味がして、涙が流れました。

2人で築く居心地の良い家庭

子供のいない私たち夫婦です。かつて「子供が欲しい」と悩み続けた日々…。でも、今は「2人でいられることが仕合せ」と本心から思う私がいます。神の教えが、心を変えてくれたのです。そして、今回の出来事が、その思いをさらに強くしてくれました。

共に人生を歩み、支え合える人がいる喜び。「妻としての関わり方」をしていけば、人生はもっと楽しくなること。神の教えで、忘れかけていた大切なことを思い出せました。「素直な心」で教えを学んできたおかげかなと感じます。

おかげさまで、今は2人ともすっかり回復しました。以前よりもはるかに強くなれた自分。無理につくった強さではないから、不思議なほど、心が穏やかで、軽やかな毎日を頂いています。据わりの良い、居心地の良い家庭へと変わった私たち。「今が最高」と言える日々に感謝です。

神の教えは 皆の心(人生)を悔いなきものへ導く宝(知恵)
 心素直に「教え」を学び 心(人生)に据えて 家族 縁者に触れること
 出会いを深め 互いの思いは重なり 会話が深まる
 「仕合せ」手にする家庭の姿が ここにある

神の教えは
  皆の心(人生)を
    悔いなきものへ導く宝(知恵)
 心素直に「教え」を学び
    心(人生)に据えて
      家族 縁者に触れること
 出会いを深め 互いの思いは重なり
    会話が深まる
 「仕合せ」手にする家庭の姿が
    ここにある

『真実の光・神示 平成29年版』153ページ