No. 766

神が下さる「人生ドリル」
飛び級のように成長する心
(東京都KD/30代男性/研究員)

真面目で粘り強い。そんな自分の性格は、研究職にはうってつけ…のはずなのに、大きな問題がありました。人との縁が深められないのです。研究室の上司の理不尽な言動に悶々(もんもん)とし、私はいつも人と心が重なりきれない寂しさを抱えていました。正直申し上げて、そこそこ学びの深い信者と自負していましたが、昨年、「『明魂』誓願の儀」を受け、「本気で神の教えに生きる」と固く決意しました。

もともと生真面目な性分です。自宅での学びにも本腰が入り、あることに気付きました。神の教えを自分流に曲げていたのです。例えば、「感謝が大切」と学んでも、「自分が正しいこの状況で、相手に感謝などできない」と思う場面もありました。要は「素直さ」がなかったのです。

「素直さ」を強く心に留めて

ある日、家に帰ると、部屋が紙くずだらけ。息子が工作で散らかしていました。「片付けろよ」と注意すると、妻に「きょうは学校で嫌なことがあって、しょげてるから、好きな工作でリラックスさせてあげようと思って」と耳打ちされました。

妻は言いました。「あなたは最初のひと言が強い」。この時、ムッとしないで受け止めている自分がいました。人がいてくれるから、自分の弱点が鏡のように見える。ありがたい…と「素直に」感じたのです。これこそが、感謝の心。神の教えがすっとつながりました。「相手の思いや事情を感じ取る」「そのために一呼吸置く」これまで学んでいた神の教えも、自分の中でするするっと体系づけられていきました。

考えてみれば、職場でも、上司の意見を素直に受け止めず、小まめな報告もせず、随分と小生意気な部下だったと思います。自分の至らなさが見えたからこそ、上司に関わっていく気持ちが持てました。そうした心の変化を頂く中、きつい態度の上司が、「こんなに仕事抱えて大変だったね」と気遣ってくださったのです。さらに、先日、「来年度もここにいてほしい」とまで言っていただきました。こんな経験は初めてです。「自分が変われば相手が変わる」は、本当でした。喜びは、自分でつかみ取るものと、そう思います。

神魂誕生20周年の節目の力

ここ一番の肝心なときに、どうしても弱点が出てしまっていた自分。生真面目だからこそ、神の教えでその問題に真剣に向き合い、大きな前進を図れました。まるで、神が私専用の「人生ドリル」を与え、神の教えを通して、自分で答えを導き出すすべを示してくださったと思えてなりません。

神魂誕生20周年の節目の今年、飛び級したかのごとく、心が成長できています。神が私の背中をぎゅーっと前に押してくださっている…、そんな勢いを感じています。

人との出会いを大切にするほど 人の心は磨かれ 生きがい多い人生を歩んでゆける
「教え」を学び 「人生」の意味を正しくつかむべし
 「教え」が「心」にゆとりを持たせ 人との出会いを大切にする「心」を引き出す
 自然と「人生」に自信が芽生え 自ら社会と関わる勇気が持てる
 多くの出会いが 多くの経験を生み 「運命」の力が社会に役立ってゆく

人との出会いを大切にするほど
  人の心は磨かれ
   生きがい多い人生を歩んでゆける
「教え」を学び
  「人生」の意味を正しくつかむべし
 「教え」が「心」にゆとりを持たせ
    人との出会いを大切にする
      「心」を引き出す
 自然と「人生」に自信が芽生え
    自ら社会と関わる勇気が持てる
 多くの出会いが 多くの経験を生み
  「運命」の力が社会に役立ってゆく

『真実の光・神示 令和2年版』108ページ(中略あり)