「子供には同じ思いをさせたくない」。家庭の悩みが絶えない家系に生まれた私は、我が子の仕合せを人一倍願ってきました。「そのために、早く温かい家庭を持ってほしい」と思ってきたのです。
親の願いとは裏腹に、長男の心は思うように動きません。県外で仕事に打ち込み、彼女の「か」の字も感じないのです。夫は、「もういい大人やし大丈夫」とのんきな発言。私は「父親なのに心配じゃないん?」と言い返し、家の中は険悪ムードでした。
教務相談でつかんだ解決の糸口
子供の悩みの根っこは夫婦。神の教えを頭では分かっています。でも、心が付いていかないのです。苦し紛れに、夫に黙って息子に連絡するものの音沙汰なし…。不安と焦りがますます募り、先月、教務相談に駆け込みました。
「子供には子供の人生がある」こんな当たり前のことが、私の頭から抜け落ちていました。考えてみれば、卒業してから、ITの仕事を一筋に頑張っている息子。その努力を認めることもせず、口を開けば「あんたも年なんやし」「茶飲み友達からでもいいから」と、そんな話ばかりでした。
我が子の仕合せに直結するものは、結婚ではなく、親の私が良い生き方をすること。親の生き方は子につながっていく…、この真理が悟れた時、ずっと気掛かりだった息子の老後の心配も、とんでもない取り越し苦労だったと、一気に楽になったのです。
親がやるべき正しい努力
まず夫婦。ようやく神の教えが素直に入ってきました。せっかちな私と穏やかな夫。夫が話し終わらないうちに、しびれを切らして自分の話を始めていましたが、「一呼吸置く」を実践することに決めました。まだ数週間なのに、夫に大きな変化が…。家事をしていると「寒いやろ」と、エアコンをつけてくれたりするのです。前はこんなことはなかったのでびっくりしています。
不思議な話ですが、最近、息子が私からの連絡を受け取ってくれます。返信がないとき、夫に相談すると、「既読マークが付いてるから大丈夫や」とひと言。それだけなのに、「そうやな。目を通してくれてるだけでもええかな」と、安心している自分にも驚きです。
「いつまで子供扱いする?」。かつて息子に言われた言葉。押し付けては逃げられるばかりだった親心が、変わり始めています。目標は「長男が憧れてくれるような夫婦」。家庭の縁が薄い我が家の実体を、今こそ、根こそぎ断ち切れるように。親として、やるべきことが見つかりました。
神の教え「真理」に生きて 人は皆 悔いなき人生手にできる
神の教え「真理」を学び深めるほどに 「道の真理」が我が家の心を明るくする
夫婦仲良く 会話を楽しみ 親子は寄り添い 思いをつなぐ
時流れ 世代を超えて 我が家の姿(人生) 心の道に受け継がれてゆく
神の教え「真理」に生きて
人は皆 悔いなき人生手にできる
神の教え「真理」を学び深めるほどに
「道の真理」が
我が家の心を明るくする
夫婦仲良く 会話を楽しみ
親子は寄り添い 思いをつなぐ
時流れ 世代を超えて
我が家の姿(人生)
心の道に受け継がれてゆく
『真実の光・神示 平成21年版』108ページ(中略あり)